【ポイント2】iPhoneの距離・ほかのiOSデバイスが近くにないか?
クイックスタートを行うときは、必ず新旧iPhoneの両方を半径1m以内に置きましょう。離れすぎていると上手くいきません。
次に注意したいのが、データ移行で使う新旧iPhone以外のiOSデバイス(iPhoneやiPadなど)です。それらが周囲にあると、干渉してクイックスタートが失敗に終わることです。
古いiPhoneと新しいiPhoneは、ピッタリ隣り合わせに置き、ほかのiOSデバイスは1m以上離れた場所に遠ざけるか、電源をオフにしてからクイックスタートを実行しましょう。

クイックスタートする新旧2台のiPhoneは、ピッタリ隣り合わせに置きます。もし、iPadなどの関係ないiOSデバイスがある場合は、別の部屋などに遠ざけるか電源をオフにしておきます(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)
【ポイント3】iPhoneは工場出荷時(リセット済み)になっているか?
新旧iPhoneを隣り合わせに置いても、クイックスタートの画面が表示されない場合は、新しいiPhone(データ移行先)に問題があるかもしれません。
クイックスタートを実行するには、新しいiPhoneが「工場出荷状態」でないとダメなのです。
工場出荷状態とは、iPhoneの画面に各国の言葉で「こんにちは」というメッセージが表示され、Wi-FiやApple IDといった設定を一切していない状態のこと。
とくに中古で購入した場合は、SIMの動作確認でWi-Fi接続などの初期設定が行われていることがあるので注意しましょう。
もし、新しいiPhoneが工場出荷状態でない場合は、「設定」の「一般」にある「リセット」から初期化を実行すればOKです。
iPhoneを工場出荷状態にする手順

iPhoneを工場出荷状態に戻すのは簡単です。まず、「設定」の「一般」にある「リセット」をタップ(左写真)。続いて「すべてのコンテンツと設定を消去」を選びパスコードを入力すればOKです(右写真)(画像=『オトナライフ』より 引用)