MF:渡辺皓太(横浜F・マリノス)

連続で選出されたMF伊藤敦樹(浦和レッズ)や、前回選出されながらも途中離脱したMF川村拓夢(サンフレッチェ広島)と、直近の代表活動において中盤の底はJリーグからの選出も複数出ている。だからこそ、昨年のJリーグ王者横浜F・マリノスを支えるMF渡辺皓太も今後メンバーに絡んで欲しい選手の1人だ。

自陣での安定した守備や繋ぎ役としての働きはもちろん、1つのパスで局面を打開する展開力や強烈なミドルシュートも兼ね備えている。さらに、試合終盤までそのクオリティを落とさないことが大きな強みだ。ポジションを争うライバルは国内外に数多くいるが、比較対象として試される価値は十分にある。


サガン鳥栖 MF河原創 写真:Getty Images

MF:河原創(サガン鳥栖)

今季は自身初となるJ1の舞台に挑んでいるMF河原創。昨2022シーズンのJ2では、ロアッソ熊本の中心選手として活躍しチームトップとなる12アシストをマークしている。J1にステップアップしてなお、その能力の高さは随所に見られる。サガン鳥栖の中盤底を支える存在として十分な存在感を見せていると言えよう。

ゲームメイクももちろんだが、90分間落ちない運動量とボール奪取能力も大きな魅力。まだ25歳と伸びしろたっぷりなこともプラス要素だ。とはいえ、今季ここまで1ゴール1アシストと、数字は少し寂しい。今後の代表活動に絡むためにも、J1の舞台でよりチームを勝たせる働きに期待したい。


鹿島アントラーズ MF樋口雄太 写真:Getty Images

MF:樋口雄太(鹿島アントラーズ)

今季のJ1リーグで、アシストランキングトップを走るMF樋口雄太も代表で見たい選手の1人だ。昨2022シーズンから引き続き鹿島アントラーズの主力として活躍しており、3ゴール11アシストで上位につける鹿島を支えている。

キック精度が極めて高く、とりわけ鹿島に空中戦の強い選手が揃っていることも相まって、よりその存在感が際立つ。現在の日本代表には、かつての中村俊輔や本田圭佑のような絶対的なキッカーは不在。そんな不足を補える選手としても、樋口の代表入りには今後期待が高まりそうだ。


北海道コンサドーレ札幌 MF浅野雄也 写真:Getty Images

MF:浅野雄也(北海道コンサドーレ札幌)

今季サンフレッチェ広島から北海道コンサドーレ札幌に活躍の場を移したMF浅野雄也。昨年広島ではリーグ戦無得点に終わったが、環境を変えた今季はその得点能力に磨きがかかっている。ここまで10得点はリーグ5位。動き出しの質の高さや突破力はもちろん、シュート精度も大きな魅力。

今回の欧州遠征では、兄であるFW浅野拓磨(ボーフム)がドイツ戦でゴールを挙げるなど活躍を見せた。Jリーグで活躍する弟雄也の存在感が増す昨今、代表戦での兄弟共闘が見られる日も近いかもしれない。


アビスパ福岡 FW山岸祐也 写真:Getty Images