社内表彰制度を導入するときの3つの注意点
社内表彰を導入することにはさまざまなメリットもあります。しかし、配慮を忘れてしまうと、モチベーションをあげるための社内表彰制度が逆効果になってしまうことも。
以下では、社内表彰制度を導入するときの3つの注意点をご紹介します。
選んだ理由が納得できるものである必要がある
社内表彰制度を導入するときの1つ目の注意点は、選んだ理由が納得できるものである必要があることです。
社内表彰制度の基準が曖昧になってしまうと「〇〇さんは贔屓されている」「頑張っても無意味なんだ」と社内間のトラブルを招くことになってしまう可能性があります。
誰しもが「〇〇さんなら納得だ」と思わせられるようなデータを見せたり、具体的な選考内容を伝えたりして、不満を解決することが大切です。
企業理念や求める人物像に沿った社内表彰制度を取り入れる必要がある
社内表彰制度を導入するときの2つ目の注意点は、企業理念や求める人物像に沿った社内表彰制度を取り入れる必要があることです。
社内表彰の内容と、企業が求める人材像がかけ離れていると、社員はどのように努力をすることが正解なのかわからなくなってしまいます。
例えば、数値やデータを重んじる会社で、社内表彰制度では「毎日掃除をしていた」「机がきれい」などを表彰するとします。社員の努力が別の方向を向いてしまい、会社の求める方面への努力をしなくなってしまうことも。
企業理念や求める人材像をベースに、社内表彰のアイデアを決めることをおすすめします。
不公平にならないように注意する
社内表彰制度を導入するときの3つ目の注意点は、不公平にならないように注意することです。
「毎年営業部門ばかり表彰されてしまう」など、受賞する人や部署などが固まっていると社内間の対立が生まれてしまう可能性があります。
毎年、「社内表彰のアイデアを変える」「なるべく平等に表彰されるようにする」などさまざまな配慮を行いましょう。
社内表彰制度の選考基準の決め方
「平等に選考するようにしたいけれど、どうすればみんな納得するのだろうか」と悩む人もいるのではないでしょうか。
以下では、社内表彰制度の選考基準の決め方をご紹介します。
数字やデータなど客観的にわかりやすいもの
客観的に納得しやすいものは「データ」や「数字」など。例えば、営業成績や対応数などがあるでしょう。
また、「挨拶をしていた回数」「遅刻をした回数」なども、客観的にわかりやすいデータのひとつです。
アンケートの結果
データがあるものばかりを優先してしまうと、総務や経理などの事務職にスポットライトを当てにくくなってしまいます。
データで表せられないアイデアで社内表彰をする場合は、社内でアンケートを取ることがおすすめです。
一度のアンケートで幅広い内容を聞けば、社内表彰をするまでどのような内容で表彰されるのかがわかりにくくなりサプライズ感も保たれます。