■ 2つの記事においての意見は同一人物か!?

「関係者」が「投資セミナー」のものなのか、それとも「ママ活」のものなのかわかりかねますが、その後事態はさらに動きます。

記事を更新して公開回答したのが「2023年8月31日 9:27」。その約1時間後の「2023年08月31日 10:40」と「2023年08月31日 10:41」に、ママ活の記事でやりとりしたMさんと同じ名前を名乗る、つまりMさんと思われる人物から新たに2通ご意見が届きました。2通とも内容同一です。

▼1通目(2023/08/31 10:40 受信)/2通目(2023/08/31 10:41 受信)※内容同一

初めまして
コチラの記事に

私のラインが乗っております
プライバシーの侵害とし訴えさせて頂こうかと思っております。

直ちにこのライターとの契約解除
記事削除をお願いします。

後、コチラの内容を詐欺だとか記載もライターさんはされているようですが、私自身ここですでに複数名をご紹介頂き活動済みでございます。

その点も踏まえこの記事の内容は誤解を招く内容でございます。

本日中に記事の削除をまずはよろしくお願いします。

【取材のその後】ママ活やら怪しい投資セミナーに潜入していたら脅迫された件
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

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タイミング的には記事を見たことでの反応だとしか思えません。「Aさんからの2通」と「Mさんと思われる人からの2通」は、それぞれAさん、Mさんの名義となっていましたが、後に詳しく調査を行った結果、同一グループもしくは、同一人物からの送信の可能性がでてきました。

つまり、これら「投資セミナー」「ママ活」その他、我々の知らないネット上での怪しげな勧誘は、もしかしたら、組織的な「闇バイト」よろしく、まさしく「グループ」を作って運営している可能性が考えられます。

別々の記事で取材したつもりが、どこかで中が同じだった……。すごい確率ですが、もし事実ならば私自身の引きも相当なもんです。こんなことに運を使いたくはありませんが……。

なお、後から来たご意見についてもすぐさま該当の「ママ活」記事を更新して追記。編集部としての意志を「公開回答」という手段で伝えております。

さて、「前項」で「攻撃はなかった」と話しましたが、1点だけ気になる点がありました。

それは「ママ活潜入」で使用していたLINEアカウントに、「ママ(Mさん)」からの友だち追加がされていたことです。時間は「2023年08月31日 13:42」頃。

実はMさんからと思われる2通のご意見が届いていることに、編集部ではしばらく気がついていませんでした(3時間ほど)。気づいたのはLINEが来たすこし後です。

恐らくですが、ご意見を送ったはいいものの、その後しばらく編集部側に何も動きがなかったので(気づいてなかっただけですが)、じれてしまって「ママ活」でやりとりしていたアカウントを当時のグループLINEからでもひっぱりだしてきて、直接交渉しようと連絡してきたのだと思います。

記事でも紹介しましたが、「ママ」とは直接やり取りすることは、ママ活でのルール上NGだとママ活運営者からきつく言われていたので「友だち追加」はしませんでした。

【取材のその後】ママ活やら怪しい投資セミナーに潜入していたら脅迫された件
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

【編集部で起きていたこと時系列】

・2023年8月28日 14:09=「今流行の「ママ活」アカウントに釣られるとどうなる?」を公開
・2023年8月30日 15:47=「Facebookの怪しい広告に釣られると何が起きる?」を公開

・2023年8月30日 23:40=上記2記事についてAさんから1通目のご意見届く(「著作権侵害、侮辱罪」など書かれたもの)
・2023年8年30日 23:49=Aさんから2通目のご意見届く(「個人攻撃に入る」など書かれたもの)

・2023年8月31日 09:27=編集部にて「Facebookの怪しい広告~」の記事を更新・追記し公開回答

・2023年8月31日 10:40=ママ活でやりとりしたMさんらしき人から1通目のご意見届く(「ライターとの契約解除」「記事削除」を求める内容)
・2023年8月31日 10:41=ママ活でやりとりしたMさんらしき人から2通目のご意見届く ※1通目と内容同一

・2023年8月31日 13:42頃=ママ活潜入時に使用していたLINEアカウントに記事中やりとりしていたMさんからフレンド申請が届く

・2023年8月31日 16:16頃=編集部にて「ママ活」の記事を更新・追記し公開回答

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その後特に現在まで何も起きてはいません。しかしながら、なぜここまでして記事を削除させようとしたのか?LINE追加などは、相当なリスクです。そこまで焦る必要があったのか?

とにかく、SNSでみかけるママ活、パパ活、出会い系、そして投資やプレゼント広告などは簡単に信じてはいけません。記者個人に対しても攻撃の意志を示すなど、圧力をかけてくるほどの相手です。絶対に関わらないようにしましょう。

ちなみに、Facebook広告の方では、無断で写真や名前を利用された著名人たちが、声を上げはじめています。実業家の前澤友作氏は特に、積極的に働きかける姿勢を示しています。

この動きが少しでもFacebookはじめ大手SNSの運営者を変えることに繋がればと、記者も微力ながら願ってやみません。

提供元・おたくま経済新聞

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