■アルカイダとも関係

アルカイダのビンラディンは、スーダンにいたが、1996年5月に拠点をアフガニスタンに移し、そこからテロ活動を指揮した。自分と同じイスラム原理主義者が権力を握っているからである。サウジアラビア出身の大金持ちのビンラディンが提供する資金も、タリバンには魅力的であった。

アルカイダは、2001年9月11日にアメリカ同時多発テロを行った。そこで、アメリカはアフガニスタンに対して、ビンラディンの身柄を引き渡すように要請したが、タリバンは拒否した。アメリカはこれに反発し、10月にアフガンスタンへ侵攻し、タリバン政権を壊滅させた。タリバンは南部に逃れ、パキスタンからの支援で生き延びていった。

因みに、ビンラディンは、2011年5月2日、パキスタンの山岳地帯の村に潜んでいるところを米軍に攻撃され、死去した。