目次
後付けサンルーフを取付ける際の注意点
後付けサンルーフの取付け方【DIY編】

後付けサンルーフを取付ける際の注意点

車のサンルーフとは?純正採用車種が減った理由|後付けサンルーフの取り付け価格と方法も
(画像=©hikari_stock/stock.adobe.com、『MOBY』より引用)

改造車扱いになる?車検は通る?

大幅な改造や部品の大掛かりな取付けといったカスタム、ドレスアップをした場合は、”構造変更手続き”いわゆる改造したのち再度車検を取り直さなければなりません。

しかし、現在所有している車に、指定部品の後付けサンルーフを取扱説明書の方法で取付けした場合は、構造変更手続きは必要ありません。

これは、寸法と重量が一定範囲を超えず、パーツが指定部品である後付け部品(=アフターマーケット向けパーツ)は保安基準上問題がないので、1995年から構造変更手続きが不要となったためです。指定部品の後付けサンルーフの場合は、車検にも問題なく通ります。

“修復歴有り”や事故車扱いになる?

後付けサンルーフの取付け時は、車の屋根(ルーフ)を切る必要があります。このことで買取査定時に、後付けサンルーフを取付けた車が”修復歴有り”と判断され、査定額が下がる可能性もあります。

一般に査定時に「事故車」とみなされる車は”修復歴有り”の車です。修復歴の有無は「ボディの骨格の歪み・損傷を修理した履歴があるか」が基準になります。

バンパーをぶつけて壊してしまった車も「事故を起こした車」という点では事故車と言えますが、ボディの骨格が歪むほどの酷い損傷がなければ、査定上は事故車(=修復歴有り)とみなされません。

ルーフやルーフパネルは、車のボディにおける骨格にあたります。そのため後付けサンルーフの取付け時にルーフをカットすると、「ボディの骨格にダメージが生じさせた」として、”修復歴有り”と判断される可能性があるのです。

車を売却する前提で購入した人や、査定額を重要視する人は、後付けサンルーフの取付けは控えたほうがよいかもしれません。

後付けサンルーフの取付け方【DIY編】

後付けサンルーフは、車の天井にサンルーフ用の穴を開けて、購入した後付けサンルーフ(完成品)をはめ込んで取付けます。 具体的な取り付け方法は以下の通りとなります。

  1. 車内の養生
  2. 後付け部品の位置決めや車外の養生
  3. ルーフカット、ルーフライナーカット
  4. 動かすための電源取り
  5. サンルーフ装着
  6. 動作確認

このように、DIYでサンルーフを取り付けようとした場合、必要な道具も多いうえ、自分で鉄板や内装を切ったり、電源をいじる作業が必要となります。