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サンルーフつきの車はいらない?買って後悔したケースはある?
サンルーフの付け方・後付けサンルーフはおすすめ?

サンルーフつきの車はいらない?買って後悔したケースはある?

車のサンルーフとは?純正採用車種が減った理由|後付けサンルーフの取り付け価格と方法も
(画像=@scottchan/stock.adobe.com、『MOBY』より引用)

サンルーフを装着して後悔したケースを、インターネット上の口コミ・評判を参考としつつ解説します。

口コミ・評判でサンルーフに対する後悔を示していたポイントは次の3点です。

  • 直射日光がまぶしくて、暑い
  • シェードの開け閉めが面倒
  • 高速道路などで走ると風切り音がうるさい

1つ目の理由が、直射日光によるまぶしさと車内の暑さに繋がる点です。

夏の暑い時期に差し掛かると晴れの日は太陽がのぼる時間帯が増えるため、車内の気温も同じく上昇します。もし、サンルーフから日光が差し込めば車内の温度上昇に繋がるでしょう。温度調節でエアコンの風量・温度を変えようものなら燃費悪化にも繋がりかねません。

また、革で作られたレザーシートは、直射日光に晒し続けると劣化を早める可能性も指摘されています。愛車を購入した段階のパーツで長く乗り続けたい人なら、サンルーフはおすすめできないアイテムです。

2つ目の理由となる「シェードの開け閉めが面倒」ですが、1つ目の理由となる直射日光とも関連します。

サンルーフ装着車には、サンルーフ非装着車と同様に直射日光を避けられるよう、シェード(直射日光を避けるための傘)が合わせてついてくるのが特徴です。サンシェードを開け閉めする前に、シェードの開け閉めをしなければ外からの外気・日光を車内へ取り入れられないようになっています。

シェードは手動、もしくは電動式となっていますが、手動では運転中に素早くサンルーフを使うのが難しく、電動式ではサンルーフの開け閉めまでに数十秒を要するため効率がよいとは言い難いです。様々な要素が絡んだ結果、サンルーフは”無用の長物”となる可能性が考えられるでしょう。

3つ目の理由は、高速道路などでスピードを出して車を走らせていると風切り音がうるさい点です。

一般道の法定速度であれば、サンルーフを開けた状態の走行で風切り音は気にならないでしょう。しかし、高速道路でサンルーフを開けて車を走らせていると、風切り音が車内に入ってくるのに対して不快感を覚える人も少なくないようです。

上記3つの理由は、いずれもサンルーフに対して大まかな使用用途しか考えなかったのも後悔に繋がっているとも考えられます。サンルーフ装着車を選ぶ際は、明確な使い道(例:車中泊の機会が多くて夜空を眺める機会がある)があると、後悔する可能性を少しでも減らせそうです。

サンルーフの付け方・後付けサンルーフはおすすめ?

新車の場合、サンルーフは基本的にメーカーオプション(工場で組み立て時に装備されるオプションのこと。サイド&カーテンエアバッグやサンルーフなどの、後付けが難しい装備であることが多い)となっているため、購入者やディーラーの整備士が取付けすることはありません。

また、サンルーフは後付けすることもできますが、スチール製の屋根を切ったり、電装部品を取付けたりと、DIYでは難しいでしょう。さらに前述の通り、後付けサンルーフの車は買取査定額が下がってしまうこともありえます。

以上のことを踏まえると、新車購入時にサンルーフをメーカーオプションで選択するか、サンルーフ付きの中古車を購入するのがおすすめといえます。