データサイエンティストが資格を取得する3つのメリット
データサイエンティストになるための決まった資格はありません。エンジニアやプログラマーなどと同じように、データサイエンティストも実務経験が重視される仕事であるため、「資格さえあればいい」というわけでもありません。
しかし、資格勉強や資格取得には意義があります。データサイエンティストが資格を取得する3つのメリットを紹介します。
データサイエンティストが資格を取得する3つのメリット
- メリット1.資格勉強を通してスキルを体系的に身に付けられる
- メリット2.資格試験を通して自らを客観視できる
- メリット3.資格取得により自らのスキルを示せる
メリット1.資格勉強を通してスキルを体系的に身に付けられる
特に未経験からデータサイエンティストを目指す場合や、新しい分野の知識を身につけたい場合、資格勉強を通して体系的にスキルと知識を身につけられます。
もちろん、独学でもそれなりの成果を出せる人はいるでしょう。しかし、知識が少ない状態では何をどう勉強すればいいのかということから調べなくてはなりません。
スクールや大学に通う選択肢もありますが、これには時間もお金もかかります。
そこで役立つのが資格勉強です。資格や検定は出題範囲や難易度が細かく分かれており、資格勉強のための参考書が公開されているものも多いです。
どんなスキル・知識を身につけたいかを軸に資格を選び、参考書を使って学ぶことで、必要な知識を効率よく身につけられるでしょう。
メリット2.資格試験を通して自らを客観視できる
資格試験を受けることは、自らのレベルを客観視するために役立ちます。先述の通り、資格試験には難易度により等級が分かれているものも多いです。初級・中級・上級と試験をクリアしていくことで、自らの成長も実感しやすくなるでしょう。
各資格は出題範囲が決まっており、分野ごとに分かれてはいますが、その中にはいくつかの「小分野」ともいうべきものがあります。
たとえばデータサイエンティスト検定は、データサイエンティストとしての総合力を測る検定ですが、出題分野が「データサイエンス力」「データエンジニアリング力」「ビジネス力」に分かれています。
検定を通して自分の得意分野や弱点がわかれば、足りない知識をより効率よく身につけていけるでしょう。
メリット3.資格取得により自らのスキルを示せる
データサイエンティストとしての腕前を、面接や営業の場で示すのは難しいです。データサイエンスには広範な分野の知識が求められるうえ、データサイエンティストの仕事は「無形」だからです。
資格があれば、どんな分野のスキルと知識を、どの程度のレベルで持っているのかをわかりやすく示せます。客観的な評価である資格を示すことで、転職活動やフリーランスの営業活動を有利に進められるでしょう。