データサイエンティストには幅広い分野のスキルと知識が、高いレベルで求められます。知識を効率よく身につけるためにも、自らの力量を示すためにも、資格は役立つでしょう。
本記事では、データサイエンティストに役立つ8つの資格と求められるスキル、資格取得のメリットを紹介します。未経験からデータサイエンティストを目指すうえで学ぶべきこと、キャリアプランもお伝えします。
- データサイエンティストに役立つ8つの資格
- データサイエンティストに求められるスキル
- 資格取得の意義と、未経験からデータサイエンティストになる方法
データサイエンティストに役立つ資格8選
さっそくデータサイエンティストに役立つ資格を8つ紹介します。自らのレベルや身につけたい知識・スキルに合った資格を探してみましょう。
データサイエンティスト検定
データ支援ティスト検定は、一般社団法人データサイエンティスト協会が実施する検定です。データサイエンティストに求められる「データサイエンス力」「データエンジニアリング力」「ビジネス力」のレベルや知識を証明します。
検定の「リテラシーレベル」ではこれらの力について、見習いレベルの実務能力や知識があることを証明します。これから勉強をはじめるという人、ひとまずの腕試しがしたい人にはピッタリの検定でしょう。
>>データサイエンティスト検定 公式サイト
ORACLE MASTER
ORACLE MASTERはデータベース系のソフトウェアの開発・提供を行うOracle(アメリカ)による資格で、同社のシステム「Oracle Database」の管理スキルを証明します。
Oracleは世界的に有名な企業であり、ORACLE MASTERも28万人を超えるエンジニアが受験し取得している資格です。
資格勉強を通してデータベース技術者としてのスキルを体系的に身につけられること、世界的に信頼された企業の資格であるため実力を客観的に証明できることなど、メリットの多い資格といえます。
>>ORACLE MASTER 公式サイト
OSS-DB技術者認定試験
OSS-DB技術者認定試験は、オープンソースデータベースに関するスキルと知識を証明する資格です。商用データベースとの連携に強みがあり、エンタープライズ・システムでも多く活用される「PostgreSQL」を基準とした、実用性の高い資格です。
試験の難易度は2段階で、データベースシステムの設計・開発・導入・運用ができることを示す「Silver」、大規模データベースシステムの改善・運用管理・コンサルティングができることを示す「Gold」があります。
まずはSilverを取得しプレイヤーとして活躍した後、キャリアアップのためにGoldの資格勉強に取り組むといいでしょう。
>>OSS-DB技術者認定試験 公式サイト
統計検定
統計検定は、統計に関する知識や活用力を評価する試験です。総務省や内閣府、厚生労働省などの公的機関が後援する全国統一試験で、自らのスキルを証明するための強力な武器となるでしょう。
検定は「1級、準1級~4級」の5段階の難易度に加え、「統計調査士」「データサイエンス基礎・発展」など、いくつかの種類に分かれています。身につけたい知識や専門領域、データサイエンティストとしてのレベルに応じて、受験資格を細かく選べるのもメリットです。
>>統計検定 公式サイト
データベーススペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験はその名の通り、データベースシステムに関する高いスキルを有することを証明する資格です。高品質なデータベースを企画し、要件定義から開発・運用・保守までができることを証明します。
データベースシステムはデータサイエンスに欠かせないものです。データの分析・活用だけでなく、高度なシステムの開発ができることが証明できれば、特にフリーのデータサイエンティストとしての仕事を請け負いやすくなるでしょう。
>>データベーススペシャリスト試験 公式サイト
Python3エンジニア認定試験
Python3エンジニア認定試験は、汎用プログラミング言語Pythonの知識レベルを評価する資格です。
Pythonはデータサイエンスに欠かせない機械学習に必須ともいうべきプログラミング言語です。Pythonに関する高度なスキルを身につけること、証明することには大きなメリットがあります。
試験は3種類で、「認定基礎試験」「認定実践試験」に加えて「認定データ分析試験」があります。自らのレベルや目的に合った試験を選び、人材としての価値を高めましょう。
>>Python3エンジニア認定試験 公式サイト
G検定
G検定はディープラーニングの基礎知識があること、適切な活用方針を決めて事業に活用できることを示す資格です。人工知能とそれをめぐる動向、問題点、ディープラーニングの概要や手法など、データサイエンティストに欠かせない広範な知識が身につけられます。
>>G検定 公式サイト
E資格
E資格はディープラーニングの理論を理解していること、適切な手法を選び実装できることを示す資格です。応用数学や機械学習、深層学習について深い知識を身につけられます。データサイエンティストとしての業務の効率、分析の精度を高めたい人にピッタリでしょう。
>>E資格 公式サイト