ロジカルシンキングをうまく活用できないときは?3つの原因・チェックポイント
ロジカルシンキングをうまく活用できないとき、考えられる3つの原因を紹介します。当てはまるものがないかチェックし、改善してみましょう。
感情的になっていないか
感情的になると冷静な思考ができなくなったり、考えに偏りが出たりしてしまいます。感情的になっていないか自分を見つめなおしてみること、意識的に冷静になることが大切です。
集めたデータに偏りがないか
ロジカルシンキングではデータを根拠として論理を展開していくことも多いです。このデータに偏りがあると、導き出される結論も偏ったものになってしまうでしょう。結論に違和感があるときは、集めたデータに偏りがないか見直してみましょう。
相手を尊重できているか
ロジカルシンキングを会話に応用するときは、相手に自分の意見を受け入れさせようと感情的になってしまうことも多いです。
何より、人間は論理ではなく感情で動きます。意見を押し付けるのではなく、相手の感情に目を向け、尊重することが大切です。
ロジカルシンキングに使える3つのフレームワーク
ロジカルシンキングに使える3つのフレームワークを紹介します。うまく考えられないときはもちろん、ロジカルシンキングのトレーニングにも使ってみましょう。
ピラミッドストラクチャー
ピラミッドストラクチャーは、ピラミッドの底辺から頂点に向かって結論を導き出していくフレームワークです。ピラミッドの頂点に最終的な結論や主張を書き入れ、その根拠を下層に配置していきます。
ロジックツリー
ロジックツリーは事象や課題をツリー型に分解し、その構成要素や解決案を分解していくフレームワークです。要素を分解しながら問題の全体を把握する「要素分解ツリー」、問題の原因を突き止める「原因究明ツリー」、問題の解決策を洗い出す「問題解決ツリー」の3つがあります。
MECE
MECE(ミーシー)は集めた情報に抜け漏れや重複がないか確認するためのフレームワークです。MECEはそれぞれ次の単語の頭文字で、集めたデータや分解した要素のチェックに活用できます。
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Mutually:互いに
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Exclusive:重複しない
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Collectively:全体に
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Exhaustive:漏れがない