アメリカで電動キックボードが誕生し、
ドイツではそのシェアリングサービスが開始。
海外での電動モビリティの普及はどこまで進んでいるのか?
クルマを含めモビリティの電動化を推し進めている欧州。バイクの電動化はどのような状況なのだろうか?
「電動キックボードはアメリカのスタートアップが始めたサービスで、アメリカでは観光客やビジネスマンの足として定着しています。
ドイツではパーソナルモビリティの電動キックボードのシェアリングサービスが日本より一足早く導入されていました。欧州では次世代モビリティを含めバイクが文化として根付いています。街中でもごく自然に日常生活の中に入り込んでいます。
毎年行っている世界最大の二輪ショーであるイタリアのミラノショーでも電動モビリティの広がりは感じており、年々電動モビリティの存在感は増しています」。
今、日本の市場で求められているものとは?
「パーソナルモビリティというと、シェアリングサービスの話題をよく耳にするかと思います。
しかし、私たちが推しているのは〝所有型〟です。
2006年に強化された駐車違反の取り締まりの強化を覚えていますか? バイクの駐輪場が整備されていないにも関わらず強引に取り締まりが始まってしまいました。本来バイクはクルマに比べて環境に優しく、都市部の渋滞解決にも役立つ存在です。
十分な環境整備がなされないまま始まった取り締まりによって、バイクは不便な乗り物という印象がユーザーに広まりました。これがバイク販売台数にも大いに影響したことは、バイクに乗っている方なら一度は耳にしたことがあることでしょう。
パーソナルモビリティの個人所有が広がることで、移動する楽しさと自由がより広がります。
サイズもコンパクトであり、自宅の駐輪スペースや室内にも持ち込むことが可能。
これまでのバイクやクルマでは難しかしかった駐車スペース問題を解決しつつ、個人の移動問題を解決できます。しかも交通渋滞の解消や環境負荷の低減にも貢献してくれるのです」。
カスタムジャパンの取り扱うeXs(エクス)とは
どのような電動キックボードなの?
「カスタムジャパンが取り扱っているeXs(エクス)は、原付一種に対応するeXs1とオフロードも走行可能なアドベンチャー仕様のeXs2があります。さらに2023年7月から新たなカテゴリーとして加わった特定小型原動機付自転車に対応すべく、eXs1TKGが加わりました。
道路運送車両法に対応した車両であることはもちろん、業者向けのパーツサプライヤーとして培った経験から、クオリティはもちろん安全面でも確かな商品となっています。
主な電動モビリティメーカーが参加している一般社団法人日本電動モビリティ推進協会の会員にもなっており、安全や利活用に向けた動きを組織として活動しています」。