社内勉強会でのおすすめの内容・ネタ

社内勉強会は、色々な内容を試しながら自社のメンバーが求めている方向を探っていくのがベストです。まず何から始めたら良いか迷われている方に向けて、社内勉強会でおすすめの内容やネタをいくつかご紹介します。

スプレッドシート関数の勉強会

多くの企業で使われているGoogleのスプレッドシート関数に関する勉強会です。

基本的なショートカットキーは知っているものの、その他の機能についてはその都度調べながら見よう見まねで使っていることがほとんど。スプレッドシート関数に詳しい従業員や講師を招いて、座学と実際に作業にトライしてみる勉強会を開催するのはおすすめです。

ワークショップ形式の読書会

「ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)」と呼ばれる読書法を用いた、ワークショップ形式の読書会もおすすめです。

通常、読書会では事前に課題図書を読むことが義務づけられています。人によっては読書の時間が取れず、内容がわからないまま読書会に参加することも。それでは読書会の機会を十分に活用することはできません。

「ABD」は当日発表された課題図書を複数人で分割して読み、各自がそのパートを要約します。1冊を事前に読む必要がなく、また自分1人で全文を読まなくても良いので、読書が苦手な方や読書の時間を確保できない方でも参加のハードルが下がります。

短時間でインプットした内容を解釈し、他のメンバーにもわかるような形でアウトプットするのが通常の読書会との違い。内容が記憶に定着しやすいほか、要約力やプレゼンテーションスキルの向上が期待できます。

チーム横断の合同勉強会

自社サービス向上に繋がる勉強会として、チームを横断した合同勉強会がおすすめです。デザイナーとエンジニア、営業部門とコミュニケーションプランニング部門など、企業によってさまざまな組み合わせが考えられます。

合同勉強会では、お互いの業務理解を促進することが可能。担当して業務だけでは知ることのできない新たな発見や学びの機会として活用できます。定期的に開催することで、その時々の部署の状況も知れるほか、より深い相互理解にも繋がります。

資格取得後の共有会

発表形式の社内勉強会として、資格取得後の共有会もおすすめです。必要な勉強時間や勉強のコツ、資格取得後に変わったことなどを資格取得者のリアルな意見が聞けるので、資格取得を検討している従業員の背中を押すことに繋がります。

チーム内業務効率化ツールの勉強会

チームや部門ごとに業務で使われているツールは異なります。業務効率化を図るため、他にも取り入れると便利なツールについての勉強会もおすすめです。

チーム内に事前アンケートを取り、業務で困っていることや時間がかかりすぎていることをまず洗い出します。その後、チーム内でも業務スピードが早いメンバーに声を掛けて、普段使っているツールや業務で意識していることを聞き出し、勉強会の内容に組み込みます。

業務効率化ツールの勉強会は、個別スキルの差を最小限にする効果も期待できます。同時に、ITリテラシー向上も可能です。

知っておきたい法律に関する勉強会

社外の専門家を招いて座学やグループワーク形式で行う社内勉強会です。社会人として知っておくべき法律はさまざまな種類があります。

例えば、著作権法や景品表示法、個人情報保護法など、名前は聞いたことあるけれど内容については詳しく理解できていない方がほとんど。一歩、対応を間違えば大きな問題にも繋がりかねない法律について学ぶ勉強会は、業務やチームに関係なく参加するメリットがあります。座学のみだと理解しにくい部分が多いので、ワークショップも交えた勉強会にするのがおすすめです。

マーケティングの基礎を学ぶ勉強会

職種に関係なく学ぶべきマーケティングの基礎を身につける社内勉強会もおすすめです。

マーケティング勉強会は、その道のプロと呼ばれている講師を招いて開催するのがベター。講義スタイルにはなってしまうものの、勉強会で知ることのできた新たな知識を元に、自分の仕事で活かせる方法をそれぞれが考えて次回発表するなど、2回にわたって開催する形式にすれば、プレゼンテーション能力の向上も期待できます。

マーケティングはそもそも一度で全てを伝えきれるものではありません。その時々でトレンドになっている手法や考え方もあります。定期的に開催することで、従業員は基礎から応用までの知識を身につけられます。

新人×ベテランの対談形式勉強会

新卒が入社し、ある程度の業務を1人でこなせるようになったタイミングでおすすめなのが、新人とベテランの対談形式で行う勉強会です。忙しいベテラン社員に対して、新人が初学者ならではのことについて質問します。

参加者は2人の対談を聞きながら勉強できるのが特徴。対談形式なので他の社員からも質問がしやすく、抱えていた疑問や不安の解消が期待できます。

ベテランから新人へ考え方の共有ができるだけでなく、新人がチームに馴染みやすいようにきっかけを作れるのも対談形式の勉強会の大きな特徴です。

文章上達術が学べる勉強会

現代はテキスト中心のコミュニケーションが主流になっています。メール・チャット・提案書・マニュアル・セールス文章など、職種に関係なく文章を書く機会が多いのが特徴です。

文章上達術が学べる勉強会は、ライターや編集者など文章を扱う専門職でなくてもある程度上手な文章を書けるようにするための勉強会。必要なポイントを3つに絞り、理論と実践を通して上手な文章とは何かを学びます。

文章上達術はプロから学ぶのがおすすめ。初心者でもわかりやすく文章の書き方を学べることを目標に、有名なライターや編集者などに講義を依頼しましょう。

事業紹介・チーム紹介としての社内勉強会

チームや事業が増えていき、お互いになんの業務をしているのかが不明瞭なときには、事業紹介・チーム紹介としての社内勉強会がおすすめです。

事業紹介やチーム紹介は、自分たちでは「これで伝わるだろう」と思っていても、実は他のメンバーにはきちんと伝わっていないことが往々にしてあります。そんなときは、インタビュアーを1人設け、インタビュー形式で紹介を行うのがおすすめです。