社内メンバーが参加して共通のテーマについて議論したり講義を受けたりする「社内勉強会」。個々の学習意欲が高まりやすく業績アップ向上が見込めるため、研修の一環として多くの企業で社内勉強会が取り入れられています。

本記事ではそんな「社内勉強会」の基本情報について解説。開催することで得られるメリットや形式ごとの進め方などをご紹介。加えて、社内勉強会におすすめのネタもいくつかピックアップしています。社内勉強会の企画メンバーの方はぜひ参考にしてみてください。


本記事の内容をざっくり説明



  • 社内勉強会を行うメリットとは

  • 社内勉強会におすすめのネタをご紹介

  • 社内勉強会の進め方をスタイル形式別に解説



社内勉強会とは

「社内勉強会」とは、文字通り社内で開催される勉強会のことです。共通の関心事や目標を持つ従業員が定期的に集まり、議論や講義を通して学ぶために開催されます。

社内勉強会は自由参加としている企業が多く、また基本的に従業員のみが対象となるため気軽に参加できるのも特徴です。従業員が興味のあるテーマを扱うので、効果的な学習が期待できます。

社内勉強会を行うメリット

社内勉強会は、参加する社員にとってメリットがないとなかなか参加率が上がりません。どんなメリットがあるのかを先に提示しておくことで参加者が増え、勉強会も盛り上がります。開催前に主催者が知っておきたい社内勉強会を行う4つのメリットを解説します。

社内勉強会を行うメリット


  • メリット1.仕事に必要な内容を深く理解できる

  • メリット2.発言力や提案力が磨ける

  • メリット3.自宅でも勉強するきっかけになる

  • メリット4.社内のメンバーとの仲を深められる

メリット1.仕事に必要な内容を深く理解できる

社内勉強会を行う1つ目のメリットは、仕事に必要な内容を深く理解できることです。

社内勉強会は、普段業務のやり取りをしているメンバーの意見や知見を聞ける良い機会です。自分にはなかった考え方や知らなかった情報のやり取りができ、仕事への理解を深めることができます。

プロの講師を招いた講義では、第一線で活躍する専門家としての意見も取り入れることが可能。仕事に必要な内容を深く理解できることで、行き詰まっていた仕事や仕事に関する悩みが解消されやすく、業務に対するモチベーション向上にも繋がります。

メリット2.発言力や提案力が磨ける

社内勉強会を行う2つ目のメリットは、発言力や提案力が磨けることです。

社内勉強会は自分の意見を発言したり、調べた内容を発表したりといった機会が多くあります。社内向けの勉強会とはいえ、中途半端な内容では参加者の時間を無駄にしてしまうことになりかねません。

根拠のある意見を出したり、他の参加者が理解しやすいプレゼン内容にしたりと、発言力や提案力を磨く機会としても活用できます。

メリット3.自宅でも勉強するきっかけになる

社内勉強会を行う3つ目のメリットは、自宅でも勉強するきっかけになることです。

社内勉強会は講義形式以外にディスカッション形式やハッカソンなど、さまざまなスタイルがあります。講義は聞いているだけですが、その他の形式時には自身の考えを発表したり、アイデアを出し合ったりすることが求められます。決められたテーマについて事前に勉強したり、準備したりすることが必要です。

社内勉強会は、自宅での学習を習慣づけるきっかけにもなります。発表やディスカッションがなくても、自主的に興味のある分野について勉強する従業員が増えることが期待できます。

メリット4.社内のメンバーとの仲を深められる

社内勉強会を行う4つ目のメリットは、社内メンバーとの仲を深められることです。

社内勉強会の参加者は自社の従業員です。社員数が少ない企業であれば部署を横断して参加者を募ることもあるため、普段の業務では関わりの少ない従業員とも仲を深めやすいのがメリットです。

定期的に開催している社内勉強会であれば、より多くのメンバーと関係性を築けます。普段は知ることのできない他部署の仕事内容や雰囲気などを知る機会にもなり、普段の業務にも良い影響を与えます。