【基本】焚き火を鎮火させる3つの手順
1.薪を火バサミ割り広げる
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まずは、薪を完全に燃やし切ります。ですが、燃えて小さくなった炭の表面積は少なくなるため、なかなか燃え尽きません。そのため、火バサミを使用して割り広げるようにして酸素が触れやすいようにします。
さらに完全燃焼を早めるには、うちわや火吹き棒を使用して酸素を送送り込むのもおすすめです。完全燃焼に近づくと、火バサミつかむだけで炭が折れるようになります。
2.小さく砕く
次に炭が燃え尽きているかを確認します。燃え切った炭は火バサミで突くだけで粉々になるため、この状態になったら火消し壷へ移していきましょう。火バサミを使用してひとつずつ移動させたあとに、フタをしてしばらく置くと温度が下がります。
火消し壺がない場合
火消し壺は必須のアイテムとはいえませんが、安全性を高めるために使用することをおすすめします。しかし、火消し壺を用意できない場合もあるでしょう。その際は、バーベキュー用アルミホイルを持参し、火消し壺で処分するときと同様に、アルミホイルで酸素の供給を絶つように炭を包んで処分してみてください。
3.砕いた炭に水をかける
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火消し壺にフタをし、冷めるのを待ってからフタを開けて水をかけます。この時、冷めきっていない高温状態の炭に水をかけてしまうと、水蒸気が上がりやけどにつながるおそれがあるので注意してください。
また、水をかける際、注ぎ口が細いケトルなどを使用することがおすすめです。少量ずつ水をかけた方が安全に消火できます。
【シーン別】灰を捨てるときの注意点
灰捨て場があるキャンプ場の場合
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灰捨て場があるキャンプ場では、完全消火されたことを確認してから捨てに行きしょう。灰捨て場にはいろいろなタイプがありますが、ドラム缶のように排水する機構が備えられていない場合、水を切ってから捨ててください。
また、灰捨て場には灰以外のものを捨てないようにしてください。燃え切っていない薪やゴミを一緒に捨てるのはマナー違反です。
灰捨て場がないキャンプ場の場合
灰を持ち帰った場合、新聞紙などに包んでから、自治体の指定する方法で処分しましょう。また、キャンプ場によっては灰捨て場が用意されていないものの、ゴミとして捨ててもよい場合があります。事前に施設管理者へ確認のうえ、適切に処理しましょう。