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あっという間に八幡平頂上に到着
花々を見ながら最大の火口湖「八幡沼」へ。雄大な景色に釘付け
あっという間に八幡平頂上に到着
登山口から歩くこと25分ほどであっという間に八幡平頂上に到着しました。なだらかな道を歩いているうちに、短時間で山頂に着いたことにビックリ。ささやかな達成感を味わえます。
山頂には木造の展望台があり、雄大なオオシラビソの樹海や、周囲の山々の眺めを楽しむことができます。
展望台のかたわらには標高1,613mであることを示す木柱が立ち、展望台に登ると「300」という円形の標識が見えます。この数字はスキーツアー用の指導標識番号で、1番は麓の起点、300番が八幡平山頂を表すそうですよ。
展望台から南東側を眺めていると、雲の間から岩手山も見えてきました。針葉樹の彼方に見える、悠々とした山容に目を奪われます。
花々を見ながら最大の火口湖「八幡沼」へ。雄大な景色に釘付け
山頂の展望台を降りたら、「ガマ沼」と「八幡沼」の展望テラスへ向かいます。周囲1.5kmの八幡沼は、八幡平湖沼群の中でも最大の火口湖です。
沼へ降りていくなだらかな遊歩道の脇には、大輪のニッコウキスゲや白いウメバチソウ、赤紫色が目立つハクサンチドリ、星形のイワイチョウなどが美しい花々を見せています。ひとつひとつの花が印象的で、つい立ち止まっては見入ってしまいます。癒されるー。
ガマ沼と八幡沼が広がる光景は、胸のすくようなすがすがしさ。ガマ沼には硫黄コロイドが溶け込んでおり、太陽光の反射で澄んだ青に見える美しい水をたたえています。
最大水深は22.4mもの深さがある八幡沼の色はダークブルー。北側には八幡沼湿原が広がり、展望テラスからの眺めは雄大そのものです。
湖畔には避難小屋の「陵雲荘」があり、八幡沼と陵雲荘を眺められる場所は、木の椅子が並ぶ休憩広場になっています。沼の向こうには岩手山も見えますよ。ここで水分補給などをしながら、一休みするのがおすすめです。
休憩広場から遊歩道をはさんで反対側の、なだらかな斜面にはイワカガミが群生しています。フリンジのように細かく裂けたピンク色の花が愛らしく、特に女性ハイカーの人気を集めていました。