ITパスポート試験の合格点・合格基準

ITパスポート試験には、合格点や合格基準が設けられています。合格基準は「総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること」。

ITパスポート試験では全100問が出題され、総合評価の満点は1,000点です。そのうち600点を獲得し、かつストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野ごとの評価点が300点以上でなければ合格できません。満遍なく知識をつけることが求められます。

参考:ITパスポート試験「試験内容・出題範囲」

ITパスポート試験の試験日・合格発表日

ITパスポート試験は通年実施されている試験です。複数の会場で毎月試験日が設けられているため、資格を取得したいタイミングで受験ができます。

試験は全国47都道府県で実施されており、例えば2023年の8月中に東京でITパスポート試験を受験しようとすると、株式会社アイエスエイ ギンザ・グラッセ試験会場だけでも8月2日・8月6日・8月19日・8月20日・8月27日の計5日のどこかで試験を受けられます。

自身が居住している地域で受験できるかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。

合格発表は受験した月の翌月14日に行われることが多くあります。発表時刻は正午が目安。前月の受験者全員を対象に合格発表が行われます。

参考:ITパスポート試験「合格発表」

ITパスポート試験に受かるための勉強時間の目安

ITパスポート試験に受かるために必要な勉強時間は、元々有している知識量によってさまざまです。目安としては100〜180時間程度が必要と言われています。

まずは一度、勉強をしていない状態で過去問を解いてみましょう。自身の現在地が把握でき、目標とする合格点までの勉強計画が立てやすくなります。

教材をとりあえず一周してみることも大切です。1回で内容を覚えられる人は多くないので、一周目ではさらっと流し読みする程度。何が書かれているのかを大まかに把握した後、1章ごとにしっかりと知識を習得できるように勉強を進めるのがおすすめです。

ITパスポート試験の過去問を手に入れる方法

ITパスポート試験の過去問は平成21年から令和5年までが公開されています。無料で問題冊子と解答例をダウンロードできるので、目を通して出題傾向を掴みましょう。

なお、平成21〜平成23年は出題が筆記形式の問題が掲載されています。平成24〜令和2年まではCBT形式で出題された問題のうち、春期・秋期に実施された特別措置試験から各100問を公開。令和3年以降はCBT形式のうち実際に試験で出題された100問を確認できます。

参考:ITパスポート試験「過去問題(問題冊子・解答例)」