スーパーゾイルとエンジンオイルの注入

今回のスポーツスターの場合、オイル量は2.7L程度。スーパーゾイルECOはエンジンオイルの5%が適正な添加量なので135mlを計量した。

計量したスーパーゾイルとエンジンオイルを注入。

エンジンを始動する

オイル交換後のエンジン始動はオイルランプに注目しよう。オイルランプが点灯しているということは、油圧が低下した状態を意味し、オイルが循環していないことが考えられる。

エンジン始動後はすぐにオイルランプが消灯し、エンジンオイルが循環しているのが確認できた。

しばらくエンジンをアイドリングさせ、オイル量を確認。規定範囲内に入っていたのでオイル交換作業は無事完了した。一般的なウェットサンプエンジンはヘッドまで回ったオイルがオイルパンに落ちてくるまで暫く待つ必要があるが、ドライサンプはエンジン停止後にすぐに量の確認ができる。

最後に、オイルドレンホースやオイルフィルター部分からオイル漏れがないか確認して、各部締め付け確認が終わったら作業は完了。

オイル&フィルター交換に使用した工具

今回使用した工具は、マイナスドライバーとオイルフィルターレンチ、バイクジャッキだけ。

スーパーゾイル添加後のインプレッション【スポーツスター883】

スーパーゾイル添加後は、Vツインエンジンの鼓動感の中でも特に雑然とした部分がまろやかになった印象で、非常にスムーズ化したのがアイドリングの状態からでも実感できた。

そこから回転を上げて加速していく際も、トルクがひと回りアップしたような感覚で、力強さが増したようだ。特に気温の高い夏場は、信号待ちなどが続くとエンジンがオーバーヒート気味となり、メカノイズが出てくるし、パワーダウンした感覚があったが、そういった症状もあきらかな改善傾向が見られた。

空冷ビッグツインはエンジンオイルへの依存度が強いだけに、スーパーゾイルの効果がより顕著に体感できたのかもしれない。ハーレーやドカティ、国産旧車など空冷エンジン車こそ、スーパーゾイルの効果が体感できるはず!ぜひ試していただきたい。

スーパーゾイル・ラバーグリースを使った超簡単サスペンションメンテナンス

今回オイル&オイルフィルター交換を行ったスポーツスターは2009年式なので、すでに新車が14年が経過している。エンジンがいくら好調でも、足回りの調子を崩してしまえば気持ちよく走ることはできない

そこで、スーパーゾイル・ラバーグリースを使用してサスペンションのメンテナンスを行った。メンテナンスとはいえ、スーパーゾイル・ラバーグリースを摺動部に塗布するだけである。

スーパーゾイル・ラバーグリースは、金属とゴムの摺動部分を潤滑させるための専用グリスであり、。バイクの車体で言えば、サスペンションやブレーキキャリパー、マスターシリンダーへの使用に適している。

フロントフォークのインナーチューブとフォークシールとの間に摺動抵抗があると、サスペンションはスムーズに動かない。また、インナーチューブにサビが発生するとフォークオイル漏れを招くことになるので注意が必要だ。

スポーツスターにも僅かな点サビが発生していた。金属表面を保護してサビの進行を抑えることが必要だ。

ウエスでインナーチューブの汚れを拭き取り、スーパーゾイル・ラバーグリースを塗布する。

余分なグリスがホコリや砂などを呼び寄せるので、仕上げににきれいなウエスで拭き上げておく。

インナーチューブ表面がスーパーゾイル・ラバーグリースでコーティングされることで、サビを防ぎ、摺動抵抗を抑えて作動性を向上させることができるのだ。洗車の仕上げ時などのタイミングでやっておくと良いだろう。

リアショックもメンテナンス

リアサスペンションのダンパーロッドにもスーパーゾイル・ラバーグリースを塗布した。

ウエスを細く切っておくとダンパーロッドを磨きやすい。