ハーレーダビッドソン スポーツスター883 オイル&オイルフィルター交換手順

国内メーカーのバイクは一般的にエンジン、ミッション、クラッチなどをすべてエンジンオイルで潤滑している。

一方、ハーレーはエンジン、ミッション、プライマリーと3つの部位で異なるオイルが使われている。すべて定期交換が必要となるが、今回はエンジンオイルとオイルフィルターのみの交換を行った。

用意したエンジンオイル

REVTECH ハーレー専用エンジンオイル 20W50 ハーレー向けのベーシックなグレードの鉱物油で非常にリーズナブル。3本用意した。

オイルフィルター

オイルフィルターはデイトナ製を容易。純正以上のろ過性能を望むことができる。

消耗品類

DIYオイル交換には廃油処理剤は欠かせない。その他にパーツクリーナー、ペーパーウエス、作業用シリコン手袋を用意。

スーパーゾイル ECO

今回はオイルに添加して使用する「スーパーゾイル ECO for 4cycle 4サイクルエンジン用」を用意。従来のスーパーゾイルの半分の使用量(5%)で金属表面再生効果を得ることができる。

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オイル交換に便利な用品

漏斗はオイルを注ぎ入れる際に便利。シリコン製の折りたたみタイプを使用。スーパーゾイルの注入量を計るために百均の計量カップを用意した。

まずは現状のオイル量の確認

ハーレーダビッドソンの多くは「ドライサンプ」と呼ばれる潤滑方式を採用している。ドライサンプは、エンジン下部にオイルパンを持たず、エンジンとは別にオイルタンクを備えるのが特徴だ。

スポーツスターの場合、車体右サイドカバー部がオイルタンクになっている。

オイル計量を行うディップスティックを指で押し込むと、ディップスティックのノブが飛び出てくる。

緩める方向に半回転させると引き抜くことができる。

ハーレーの場合、オイル量の計測方法がサイドスタンドの状態で行うタイプと、車体を正立させて行うタイプと年式によって分かれる。今回の場合はサイドスタンドで計測を行う。

オイル量は規定範囲内にあって、異常な汚れや粘度低下などは見られなかった。