スポーツスター883のエンジンオイル抜き取り

エンジンオイルを抜き取る際は車体を正立させたほうが作業効率が良いので、ダウンチューブを下から支えるタイプのバイクジャッキを使用した。
エンジンオイルはドレンチューブから抜き取る

国産モデルの場合、ドライサンプエンジンでもオイルタンクにドレンボルトがあるものだが、スポーツスターはオイルタンクから真下にドレンチューブが伸びており、そのキャップを抜き取れば古いオイルを排出できる。

古いオイルを排出するまえに廃油処理剤を準備する。ダンボール箱タイプではないので、車高の低いハーレーの車体下にも入りやすい。猫も興味津々。

ドレンのキャップはマイナスドライバーでホースバンドを緩めれば簡単に抜ける。

そのまましばらくオイルを排出させておき、オイルが出なくなったらキャップを復元し、バンドをしっかり締め付けておく。
スポーツスター883のオイルフィルター交換

オイルフィルターはエンジン左前方に真横を向いて付いている。サイドスタンドの状態のほうがオイルが抜けやすいのでジャッキを外しておいた。

本来は専用のカップレンチを使用のが正しい手順だが、今回は用意がなかったのでプライヤータイプの汎用レンチを使用。少し緩んだ状態にとどめておく。

オイルフィルターが真横を向いており、そのまま緩めると排出されたオイルで車体が汚れてしまうため、ペットボトルを切断し、オイル受けを自作。これがなかなか便利だった!

ペットボトル製廃油受けをセットし、フィルターを手で緩めていくとフィルター内のオイルが排出されてくる。

600mlのペットボトルでは全部受け切ることができず、途中で再度フィルターを締め込んで一旦ペットボトル廃油受けに溜まったオイルを捨てる必要があったが、車体はほぼ汚さずに済んだ。

オイルラインに空気が入るとスムーズなオイルの循環が妨げられることがあるので、取り付け前に新しいオイルフィルターにオイルを注いでおく。

フィルターパッキン部分にはスーパーゾイル・ラバーグリースを塗布しておくことで、締め付け時のパッキンのよじれや破断を防ぐことができる。

オイルフィルター座面の汚れをきれいなウエスで拭き取っておく。

オイルフィルターは手でしっかり確実に締め付けておく。

オイルフィルター周辺やオイルドレンホースの汚れをパーツクリーナーで洗浄しておく。

排出されたエンジンオイルはかなり汚れていた。それだけ、空冷エンジンのオイルは厳しい環境化にある。早めの交換をお勧めしたい。