快速が走る路線で緩行を利用すれば混雑率緩和
いまひとつ、路線によっては快速と緩行が並行して走っている路線があります。たとえば、JR中央線(快速)の中野-新宿の混雑率は139%ですが、同じJR中央線でもJR中央線(緩行)の代々木-千駄ヶ谷間の混雑率は81%です。ですから、JR中央線を利用して、吉祥寺、中野方面から都心に向かう場合、時間短縮のためには快速を利用するのが得策ですが、JR中央線の緩行・各駅停車を利用して新宿や都心方面に向かうこともできます。時間はかかりますが、ゆったりと座って通勤・通学できる可能性があります。
そのためには、20分、30分と早起きする必要があるでしょうが、その分、座って仮眠することもできるでしょうし、読書にいそしんだり、ネットで最新の情報を取得する時間などに充てることができます。そのほうが、会社員、学生としてより充実した時間を過ごせるかもしれません。現在の混雑率の数字にとらわれるだけではなく、そうしたプラスα情報も加味しながら、混雑率のデータを住まいの場所選びに活かしてみてはどうでしょうか。
(文=山下和之/住宅ジャーナリスト)
提供元・Business Journal
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