目次
カップラーメンの賞味期限が伸びた?
賞味期限と消費期限の違いとは

カップラーメンの賞味期限が伸びた?

背景には震災時の保存食の見直しが

カップラーメンの賞味期限は?期限切れでも大丈夫?気になる保存期間を解説!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

即席麺の賞味期限を知っていたという人の中には、「自分の知っているものと違う」と感じた人もいたかも知れません。これは、2014年に即席麺の賞味期限を伸ばすガイドラインが立てられたからです。その背景には、東日本大震災時のできごとがありました。

消費できる保存食料を大量処分!

震災時に集められた食品の中に、カップラーメンなどの即席麺もたくさんありました。でも、その中には賞味期限が切れたものもありました。まだ食べられるかも知れない即席麺が、消費期限切れとされて大量に破棄されてしまったことがあります。

まだ食べられるのにも関わらず消費者のことを考えて短めに設定していたのが仇となったのでした。

カップ麺の消費期限が製造日から半年に

実際はまだ食べられたにも関わらず、短めに設定されていた賞味期限。捨てられてしまったのは非常にもったいない出来事です。麺類を作っているメーカーが、その事態に黙っているはずはありません。

速やかに、乾燥麺の賞味期限の見直しをして、カップラーメンと袋麺それぞれの賞味期限を伸ばすよう各メーカーに通達。それぞれ麺類メーカーが足並みを揃えて賞味期限を伸ばしました。

もっと詳しい背景が知りたい方は、下記日清食品のお知らせリンクを参照してくださいね。

【賞味期限表示延長の内容】 弊社では賞味期限をカップ麺は1カ月、袋麺は2カ月延長します。 [1]開始時期  2014年4月1日以降の製造品から実施 [2]対象品と新たな賞味期限 カップ麺:製造日より6カ月(従来は5カ月) 袋麺:製造日より8カ月(従来は6カ月) 
引用元: https://www.nissin.com

賞味期限と消費期限の違いとは

賞味期限の定義

カップラーメンの賞味期限は?期限切れでも大丈夫?気になる保存期間を解説!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

ここまで触れてきた賞味期限。いつまで食べられるかというと気をつけたいのは賞味期限よりも消費期限。似ていますが、ちょっと違う消費期限と賞味期限。

実際にどこが違うかというと、文字を見てもらうと勘の良い人ならわかるかもしれませんが、美味しく食べることができる期限と食べても大丈夫な期限の違いがあります。賞味期限は味がついているだけあって、美味しく食べられる期限をいいます。

消費期限の定義

カップラーメンの賞味期限は?期限切れでも大丈夫?気になる保存期間を解説!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

美味しく食べられる賞味期限に対して、消費期限はもっとシビアな「食べられる期限」のことをいいます。食品を正しく保存した場合、「品質が変わらず食品として安全である」という目安となる期限が消費期限といわれています。

美味しく食べられるのが賞味期限!

賞味期限と消費期限、名前も少し似ているのでパッと見で見間違えていることもありますが、長期保存するような食品に対しては、書かれているのがどちらであるのか、本当に食べられるのは半年先なのか1年や2年先まで安全に食べられるのかをよく判断しましょう。

賞味期限について、間違えてはいけないは「美味しく食べられる目安」だということです。風味が少し変わっても良いならば、それよりも長く保存して、食べることも可能です。