「ジャニーズ祭り」と揶揄する声も

ちなみに三谷氏は04年、当時ジャニーズ事務所のSMAPメンバーとして活躍していた香取慎吾主演の大河ドラマ『新選組!』でも脚本を担当。当時の香取や現在の松本のように現役ジャニタレが大河主演に起用されるケースは何度かあった。東山紀之が1993年に主演した『琉球の風 DRAGON SPIRIT』が大河初のジャニタレ主演作。次は『新選組!』で、続けて05年の『義経』でも当時タレントとして活躍していた滝沢秀明が主演。その後、14年に当時V6の岡田准一が『軍師官兵衛』で主演し、松本は『どうする家康』でジャニーズ史上5人目の大河主演ということになる。

『どうする家康』には織田信長役で岡田がキャスティングされているほか、なにわ男子・長尾謙杜も出演が決定。ネット上では、そんな『どうする家康』を「ジャニーズ大河」「ジャニーズのゴリ押し」「ジャニーズ祭り」と揶揄する声も。とはいえ、『新選組!』には香取と同じく当時SMAPのメンバーだった草なぎ剛が、『義経』にも滝沢とタッキー&翼として活動していた今井翼が登場した回があった。また、『軍師官兵衛』には生田斗真も起用されていたし、ジャニタレが主演ではなかった18年の『西郷どん』(鈴木亮平主演)には風間俊介や当時関ジャニ∞の錦戸亮が出演。今井や風間は『麒麟がくる』にも出ていて、さらに同作には長谷川純、ジャニーズJr.内ユニット・HiHi Jetsの井上瑞稀も登場していた。

「今のところ『どうする家康』よりも『麒麟がくる』のほうが『ジャニーズ大河』といえそうだが、『麒麟がくる』は主演がジャニタレではないのでゴリ押し感が薄かったのかも。逆に『どうする家康』は主演がジャニタレ、しかも視聴率が不安なので『バータージャニーズ』を投下しているようにも見えてしまうのかもしれない」(週刊誌記者)