目次
7. 養老天命反転地でおすすめの楽しみ方
8. 養老天命反転地は養老公園にあり

7. 養老天命反転地でおすすめの楽しみ方

さて、養老天命反転地の中を一通り見てきたわけですが、テーマからして壮大かつ難解なだけに、一体、どのように楽しんだらいいのか悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。そこで、この不思議なテーマパークの楽しみ方の例として、私から3つ紹介したいと思います。

アート作品として楽しむ

冒頭に引用でご紹介した、荒川+ギンズが長い時間をかけて至った「人間は人間の『身体』の無限の可能性を活かし、この世界を希望ある未来に転換すべきだ」という結論に立ち返りましょう。今この瞬間に肉体を伴った自分の存在と、目の前に広がる養老天命反転地が問いかけてくるフシギな世界との融合を、自分の心の赴くままに受け止め、唯一無二のアート作品として楽しんでみてはいかがでしょうか?

それで、結局どういうことなのか――よく分からないという結論に至るのも、アートの一部。人生の岐路に際して、2度、3度と足を運ぶうちにじわじわと味わい深い良さを見つけられるかもしれません。

非日常な感覚を楽しむ

とにかく、斜面や傾きが日常と異なる別世界のような養老天命反転地の世界で、非日常な感覚を存分に楽しんでみましょう。そのヒントとなるのは、パンフレットに記載されている「養老天命反転地:使用法」です。いわば創造主ともいえる荒川+ギンズの二人が提案する「使用法」をもとに、天命に抗い反転させてしまいかねない非日常の瞬間をひとつひとつ積み重ねてみるのはいかがでしょうか。

SNS映えする写真撮影を楽しむ

最近の来場者のほとんどが、このSNSに許可が必要な場合もありますので、養老公園事務所(0584-32-0501)へお問い合わせください。

どこもかしこも不安定? 岐阜のフシギ感覚スポット「養老天命反転地」
(画像=『たびこふれ』より引用)

重ねての注意になりますが、養老天命反転地の斜面や窪みは不安定で歩きにくいテーマパークです。歩きやすい格好で楽しみ、ケガにはくれぐれも気をつけてください。

8. 養老天命反転地は養老公園にあり

ここまで紹介してきた養老天命反転地は、養老山麓に広がる県営公園の一部です。養老公園の中には、このほかにも観光で訪れたいスポットがいくつかありますので、お時間の許す限り、足を運んでみてください。

養老の滝

どこもかしこも不安定? 岐阜のフシギ感覚スポット「養老天命反転地」
(画像=『たびこふれ』より引用)

「養老の滝」は日本の滝百選にも選ばれた名瀑で、高さ30m、幅約4mの清らかで見事な景観は、見る人の心を癒してくれます。ここの滝の水が酒に変わったという「養老孝子物語」という伝説は有名です。

岐阜県こどもの国

どこもかしこも不安定? 岐阜のフシギ感覚スポット「養老天命反転地」
(画像=『たびこふれ』より引用)

1歳から小学生までが楽しめる遊び場には、青空の下で思い切り身体を動かして楽しめる複合遊具や芝生広場、期間限定のこどもプールなどがあります。室内施設では、工作教室や絵本の読み聞かせなどイベントが開催されています。

楽市楽座・養老

どこもかしこも不安定? 岐阜のフシギ感覚スポット「養老天命反転地」
(画像=『たびこふれ』より引用)

大きな真っ白いテントが目印の「楽市楽座・養老」では、屋台で定番のスナックフードや岐阜県の郷土料理や土産物を販売しています。名古屋から岐阜まで続く濃尾平野を一望できるデッキで、岐阜の味に舌鼓を打ちながらゆっくり過ごすことができます。