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床

撮影:たけしな竜美(画像=『TOCANA』より 引用)
普段なら何の心配もない設備であっても、人の手が入らなくなった場所では油断できません。通常ではありえない経年劣化によって、床板や畳がもろくなっていることが多く、ただ歩いているだけで踏み抜いてしまうことが多々あるのです。特に畳は外見からの判別が難しく、慣れていても踏み抜きやすい床材です。
たとえば写真は鉄筋の建物なのですが、それでも床を踏み抜いた痕跡が複数確認できます。半ズボンにスニーカーやサンダル履きで床や畳に穴を開ければ、その出し入れだけで相当に痛い思いをするでしょう。
ただ踏み抜いただけならともかく、床下にサビた釘や鉄筋など出っ張っていれば一大事です。足の風通しがよくなるのみならず、ただ引っ掻いただけでも、破傷風菌に感染する可能性が非常に高くなります。

撮影:たけしな竜美(画像=『TOCANA』より 引用)
また、このような「高低差が付けられた、床下に何もない建物」で床を踏み抜いたら大変です。これは2階以上で床を踏み抜いた場合にもいえますが、最悪の場合はドッキリ番組ばりの、不意打ちの転落を体験する羽目になるでしょう。
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階段、ハシゴ

撮影:たけしな竜美(画像=『TOCANA』より 引用)
建物の中では比較的丈夫に作られている階段とハシゴですが、特に荒廃の進んだ廃屋ではそれも意味がありません。ただし「1段目を強く踏んで確認する、真ん中ではなく隅を踏む」などで、比較的回避しやすいトラップとは言えるでしょう。

撮影:たけしな竜美(画像=『TOCANA』より 引用)
特に建物外部に設置されている、金属製の階段やハシゴは非常に危険です。長年の雨風によってサビつき風化し、人間の体重を支えきれなくなっている可能性が高くなっています。
下から上へ、ならばすぐに気が付いて大事にはなりにくいのですが、上から下へ行こうとした際に、1段目で崩れ落ちたらその時点でおしまいです。