6月22日に発売になるFFの7年ぶりのナンバリングタイトル、「ファイナルファンタジー16」の『体験版』が、発売2週間前から公開されてるんですけど、めっっっちゃ国内外の評価が高いらしい。

ファイナルファンタジー16

Twitterみてて凄い国内の評判が高いのを知ったんですが、それで海外評価の感じも知りたいな…と思ってYouTube検索したら、なんかこんなに「発売前なのに大絶賛の嵐」みたいな事ってある?みたいな感じで驚きました。

「ゲームの体験版」として人生で一番印象的だった 最初の二時間については過去の人類史上最高のゲームと言っても過言ではない 正直FFなんて終わったシリーズだと思ってたけど、体験版プレイ後即注文してしまった J-RPGのダメなところを全部排除して一番美味しい部分だけ現代風に蘇らせた傑作になることが2時間プレイしただけでわかる 2時間のストーリーで既に泣いた・・・ PS5買って良かった!ってはじめてマジに思った!

…みたいなレビュー動画が世界中でアップされています。

PS5というゲーム機の独占タイトルなのにそのゲーム機自体がまだまだ売出し中(PS4は一億台以上売れてるがPS5はまだ3000万台程度。それだけでなくゲームの中心がPCに移ってきている時代にPS5限定はハンデが大きい)ということで、この発売前の興奮がイコール発売後の売上に繋がるかどうかは未知数な事は否定できません。

ただ、「何かが起きてる!」的な興奮は確実に伝わってきました。

あまりに高い評価の動画が多い&コメント欄も絶賛みたいな感じなんで、体験版公開直後は結構「もともと日本文化大好き」って感じの配信者が多かったんですが、だんだん「ファイナルファンタジーとか興味なかったけどなんか評価高いからやってみた…系の動画」も増えてきた感じがあります。

この「熱さの伝播」が適切に繋がっていけば、例えば「スラムダンクの映画の大ヒット」みたいな感じで、今後実際体験した人の熱い口コミで、結構大きな流れになるんじゃないかという予感がします。

(ちなみにFF16については、「メインキャラクターに黒人がいない問題」でいわゆる「ポリコレ」勢力から叩かれていたんですが、それについてもこの記事では考察したいと思っています。)

今回記事では、過去10年グローバルに見るとかなりダメっぽい印象が続いていた日本の古典的ゲームシリーズが、だんだん歯車が噛み合って復活してきつつある流れについて、その理由を考えてみたいと思っています。

例えばFFって13とか15とか、ここ10年のナンバリングタイトルは、「まあまあ売れてるっちゃ売れてるが評価は微妙」みたいなところが、国内でも国外でもあったと思うんですよね。

オンラインゲームになってる14も、今回のFF16も担当している有名な吉田プロデューサーが剛腕で立て直して復活したんですが、それ以前は本当に酷い大爆死状態だったという話を聞きます。

ちょっと似た話として、最近発売されたカプコンの『ストリートファイター6』も結構評判いいらしいんですよ。

ストリートファイター6

僕は20年以上前のゲーセンでスト2をやってた以来全然触れてないので伝聞しかないですが、これも結構過去10年色々と問題が起きていたところ、『スト6』はゲームバランスがちゃんと丁寧に作られていて世界的に評価が高いらしい。公式サイトのバナーによると、6月2日発売なのに既に全世界売上で百万本突破しているとか。

あと、「モンスターハンター」シリーズも、昔は「こんなゲーム人気あるの日本だけ」みたいな状態だったらしいですが、2018年に出た「モンスターハンターワールド」以後世界人気が爆発して、過去シリーズとは”文字通りに一桁違う”売上本数になっているらしい。

モンスターハンターワールド