DF岡村大八(北海道コンサドーレ札幌)
センターバックとして重要なフィジカル能力に優れ、地上戦、空中戦ともに優位に戦えるプレーヤーDF岡村大八。2021シーズンから所属する北海道コンサドーレ札幌でその優位性をさらに進化させ、今2023シーズンここまで全試合にスタメン出場している。
立正大学から、2019シーズンに当時J3のザスパクサツ群馬に加入。翌2020シーズンにチームがJ2に昇格すると、この年全試合に出場し高い評価を受けた。
ハードな守備をみせながら警告や退場となる回数が少なく、チームにとって計算の立つ選手でもある。

DF井上黎生人(京都サンガ)
ここに挙げる11選手の中で、最もJ3所属期間が長いDF井上黎生人。鹿児島実業高校から2015シーズンにJ3のガイナーレ鳥取へ入団し6年間所属。2018シーズンからは鳥取の主力に定着し評価を得た。
2021シーズンに満を持してJ2のファジアーノ岡山へ移籍すると、翌年にはJ1京都サンガへ。この2年、急角度でカテゴリーを上げた井上は定位置確保にも成功しており、今や完全にJ1の選手となった。
センターバックに求められるスキルすべてが安定しており、非常にバランスの良い選手という印象だ。今2023シーズンは6月11日の第17節を終えたここまで全ての試合に出場しており、DF麻田将吾と組むセンターバックは「京都の鉄板コンビ」と言える。

MF飯野七聖(ヴィッセル神戸)
コンディションが万全ならば日本代表入りも決して不可能ではない能力の持ち主、MF飯野七聖。ヴィッセル神戸で見せる持ち前の推進力と突破力はJ1でも規格外だ。
国士舘大学から2019シーズンに当時J3のザスパクサツ群馬へ入団し、プロキャリアをスタートさせた飯野。1年目から出場を重ね、翌年にはチームの昇格に伴いJ2の舞台へ。翌々年の2021シーズンにはサガン鳥栖に移籍しJ1リーガーとなった。サクセスストーリーはそこからも止まらず、鳥栖での1年半で選手としての評価を確固たるものにすると、2022年の夏に神戸へと移籍した。
しかし、神戸移籍後は負傷を繰り返し実力を発揮できているとは言い難い。状態さえ整えばさらに上を狙える実力者だけに、後半戦での復活を期待したい。
