7.トリケラトプスの「うんち」は大きくない
パーク内を回る中で、病気で弱ったトリケラトプスをいたわる印象的なシーンがあります。
そして、その側には山のように大きなうんちがありました。
恐竜のサイズからすれば、それぐらいのうんちは簡単にしそうですが、実際はそれほど大きくなかったことが分かっています。
恐竜のうんちは、コプロライト(糞石)と呼ばれる化石として残されています。
それを調べると、ティラノサウルスでも最大で44センチほどです。
劇中のように、恐竜の大きさに匹敵するようなコプロライトは見つかっていません。
ただ、制作陣の肩を持つなら、パーク内の職員が、トリケラトプスの数日分のうんちを一か所に集めたとも考えられます。
8.ブラキオサウルスは「くしゃみ」ができない
ブラキオサウルスは、約1億5400万〜1億5300万年前に存在した首の長い草食恐竜です。
劇中では、樹上の子どもたちに近寄ってきて、草を食み、大きなくしゃみをしていました。
ところが、専門家によると、この心温まる印象的なシーンも創作だと言うのです。
ブラキオサウルスは、体重62トン、体長24メートル、体高16メートル(ビル4階建に匹敵)もあり、積極的に歩いたり、勾配を上ったりすることはできなかったと推測されています。
この体格でくしゃみをしたと仮定すると、強大な圧力が長い首を伝って頂上に達したとき、頭が爆発する可能性が高いというのです。
そのため、首の長い恐竜はおそらく、くしゃみができなかったと考えられています。