YouTubeで収益化するには、従来は「チャンネル登録者数1000人以上」などの条件をクリアした上で申請する必要がありました。しかし2023年6月のアップデートで、アメリカ・イギリス・台湾など一部の国で大幅に収益化条件が緩和。今後、日本国内でも条件緩和が確実視されています。
また、広告収入だけではなく、他にもさまざまな収益化の方法があります。
この記事では、YouTubeで収益化するために知っておきたいことをまとめてご紹介します。
目次
収益化に適した動画コンテンツとは?
YouTubeを収益化するための基本条件とは?
公開動画の再生時間が直近12カ月で4,000時間以上であること
ショート動画の再生回数が直近90日間で1,000万回以上であること
チャンネル登録者数が1,000人以上であること
18歳以上であること
収益化ポリシーに準拠する
広告収益の受け取りが8,000円以上であること
収益化に適した動画コンテンツとは?
YouTubeの広告の仕組みは、視聴者が動画視聴時に広告を視聴し、その再生回数に応じて企業からYouTubeに広告掲載料が支払われるというものです。YouTubeの手数料を差し引いた額がYouTuberの収益となります。
つまり「YouTubeで収益化に適した動画コンテンツ」とは、企業側の広告出稿意欲が高い分野に関する専門性や独自性が高いコンテンツのこと。基本的には以下のようなものです。
・製品レビュー
・ハウツーやチュートリアル
・DIY動画
また前提として公開動画の再生時間が一定以上であることも求められるため、「長尺」の動画も向きます。この点では「ゲーム実況」など動画時間が長く、視聴者の滞在時間そのものも長い動画も適しています。
YouTubeを収益化するための基本条件とは?
YouTubeは登録すればすぐに収益化できるわけではありません。一定の条件をクリアする必要があります。前述の通り、2023年6月から一部の国で収益化の条件が大幅に緩和されました。ただし日本国内では2023年6月14日現在、YouTubeパートナープログラムの条件に変更はありません。
従来のYouTubeパートナープログラムの資格要件と、今後、日本国内での展開が確実視される「緩和後の資格要件」をそれぞれ紹介します。
上の条件に加えてYouTubeの収益化ポリシーを満たす必要があるため、YouTubeの「広告収益」による収益化のハードルは意外と高めと言えるのではないでしょうか。
公開動画の再生時間が直近12カ月で4,000時間以上であること
直近12カ月の総再生時間が4,000時間以上であることが求められます。短い尺の動画を中心にアップロードするとこの条件のクリアが遠のくため、たとえば「2時間の動画を2,000回再生してもらう」方が現実的でしょう。
ショート動画の再生回数が直近90日間で1,000万回以上であること
ショート動画を中心に投稿している場合は、直近90日間で1,000万回以上再生されていることが条件となります。
チャンネル登録者数が1,000人以上であること
もっとも有名な収益化の条件は「登録者数が1,000人以上」ではないでしょうか。先述した再生時間・再生回数に関する条件と登録者数の要件をセットでクリアするのはやはり簡単ではないため、できるだけ登録者数が多いYouTuberとのコラボに早期から取り組むといった工夫は必要です。
18歳以上であること
YouTubeの収益化にはGoogle AdSenseに申請し、承認される必要がありますが、Google AdSenseに登録できるのは18歳以上。必然的に18歳未満は収益化の対象外となります。
収益化ポリシーに準拠する
YouTubeを収益化するためには、収益化ポリシーに準拠することが必要です。 収益化ポリシーとは、YouTubeが定める広告掲載に適したコンテンツの基準やガイドラインのこと。違反すると収益化が停止されたり、チャンネルが削除されたりします。
広告収益の受け取りが8,000円以上であること
収益額が8,000円未満の場合は振込が行われません。支払いは保留となり、8,000円を超えた段階で支払いが行われます。