意外にファッションが充実、食品はリーズナブル
では、4つのブランドの強み、おすすめの商品について教えていただこう。まずはスタンダードブランドとなるピンク色のトップバリュからだ。
「食品や日用雑貨、ペット用品などのジャンルもありますが、何よりファッションの品数が多いブランドとなっています。
公式ホームページを確認すると、食品が241件であるのに対し、ファッションはなんと2738件(※2023年6月5日現在)。季節ごとにマッチする衣服が揃っていますが、なかでもおすすめなのが機能性インナーである『ピースフィット』シリーズです。こちらは夏、冬の時期に合わせてそれぞれ清涼、防寒インナーを販売しており、快適に過ごすことができます。
ほかにも有名デザイナーとコラボした商品もあり、意外に思われるかもしれませんが、きちんとオシャレなアイテムも多いのが特徴です。また、イオンは『ユニクロ』『GU』を擁するファーストリテイリングよりも低い価格帯の衣料品専門店を展開していくとも発表しています。今後もイオンの衣料品からは目が離せないでしょう。
もちろん食品にも強く、たとえば事前に骨を取り除いて身を四角くカットした『パパッとできる骨取りお魚おかず』シリーズは、手軽に調理ができて便利。たら、あじ、サーモン、ぶり、さばと種類が多いのも評価できるポイントですね」(同)
次に黄色のトップバリュ ベストプライスは、さらに食品の品ぞろえを強化したブランドになっているという。
「こちらは、より食品、日用雑貨、消耗品に特化したブランドといえます。スタンダードのトップバリュから移行してきた商品が多くなっており、より安く、リーズナブルさを志向したブランドを目指しているんです。
やはり食品が充実しており、ちくわや冷凍パスタなど普段使いする商品ばかりであり、ほとんどが100~300円の間で購入できます。特に人気なのが、第3のビールである『バーリアルグラン』(350mL/118円)。クリアな飲み口、後味のすっきりさが評判で、安さもあってSNSを中心に話題を集めていましたね。
一方で消耗品のラインナップもゴミ袋から洗剤、食品保存ラップなど幅広いです。なかでも、『IHガスレンジ用クリーナーシート』(107円)は22枚入りでこの価格なので、100円ショップよりも安くなる場合があります。このように、よく見たら掘り出し物がたくさんあるのもベストプライスのユニークなところですね」(同)