大規模マンションは資産価値を維持しやすい?

 大規模物件のなかには、超高層マンションが少なくありません。超高層マンションは低層マンションなどに比べると修繕積立金が格段に高くなります。それが加算されますので、月額負担が重くなってしまいます。月額負担の合計が一番安い50~99戸が2万3096円で100~149戸が2万3568円に対して、200戸以上の大規模マンションになると2万7180円に増えます。

 ただ、その分、大規模マンションのほうが資産価値評価が高く、購入価格が高くなるのと同時に、将来売却が必要になったときには、中規模マンションなどに比べて比較的高く売れる可能性があります。将来の安心につながると思えば、多少負担が重くなるのも仕方のないことかもしれません。いずれにしても、中古マンションを購入するときには、価格だけではなく、条件に応じた管理費・修繕積立金の負担の違いもシッカリと頭に入れておきたいところです。

文・文=山下和之・住宅ジャーナリスト/提供元・Business Journal

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