【目次】
STEP6:株式投資の仕組みや進め方を理解する
STEP7:米国株投資の始め方

STEP6:株式投資の仕組みや進め方を理解する

この記事をお読みの方の中には、NISAとiDeCoだけでなく、株式投資にも挑戦してみたい方も多いのではないでしょうか。

投資信託では「株主優待」「配当金」「議決権」などは得られないため、株式投資でしか得られない面白さがあることもまた事実です。株式投資を始める前に知っておきたい初歩的な知識を参考までに紹介します。

①株式市場の分類と動きを理解する
まずは国内株式について見ていきましょう。株式投資と言っても、株式市場自体が国内だけでも多岐に渡ります。たとえば東証はプライム、スタンダード、グロースなどに分類されています。

投資初心者は何から始める?NISA、投資信託から国内株式、米国株まで完全ガイド
(画像=プライム市場は、世界各国の投資家との建設的対話を中心にしている企業向けの市場です。スタンダード市場は十分な流動性とガバナンス水準をその市場の投資対象として備えている企業向けの市場で、グロース市場は成長性の高い企業向けの市場です,『オトナライフ』より 引用)

つまり国内株式に投資する際にも「スタンダード市場の銘柄」を狙うのか、「グロース市場の銘柄」を狙うのかで大きく投資方法は変わります。分散投資の視点で見ると安定的な大企業の銘柄と成長銘柄をバランスよく保有するのがおすすめ。

ちなみに株式取引は基本的に平日の日中ですが、ネット証券によっては夜間も取引可能です。

②株式の注文方法を学ぶ
株式の注文方法は主に指値注文と成行注文です。指値注文は希望価格での取引を目指す一方、成行注文は即時に取引を行います。初心者は指値注文がおすすめです。

③株主優待や配当金について学ぶ
株式投資の醍醐味は株主優待や配当金です。

投資初心者は何から始める?NISA、投資信託から国内株式、米国株まで完全ガイド
(画像=たとえば日本マクドナルドでは、バーガーやサイドメニュー、ドリンクの引換券を年2回、持ち株数に応じて受け取れます(ロゴ画像は「マクドナルド」公式サイトより引用),『オトナライフ』より 引用)

このように、長期保有を前提に「自分が普段よく利用するお店や企業の株」を、優待や配当金を目当てに購入するのも株式の大きな楽しみです。

STEP7:米国株投資の始め方

米国株は高い成長力を持っており、国内株よりもローリスクといわれています。その理由は米国の経済は日本よりも右肩上がりで継続的に成長しているため。その反映として米国株の指数も長期的に上昇傾向にあります。

①米国株投資の始め方とリスクを理解する
米国株は多くの成長企業が存在し、株価上昇も期待できます。また一株単位なので意外と購入がしやすく、売買手数料もそれほど高くないです。また配当回数が多いことも大きな特徴で、配当金狙いの場合にも向いています。

日本株と米国株の制度や決算の違いは以下の通り。

項目 日本株 米国株
株式コード 4桁の数字 アルファベット(ティッカー)
値幅制限 あり なし
単元株 100株 1株
売買手数料(ネット証券) 100万円まで0円 0~22米ドル
売買可能時間(日本時間) 9~15時 23時半~6時
決算期 3月期決算が多い 12月期決算が多い
配当回数 年1~2回 年4回
業績予想 発表する 発表が少ない

しかし、外国為替リスクや企業の業績変動などリスクもあるため注意しましょう。

②米国株投資の長期保有銘柄の例
米国株は優良銘柄を買い付けることができれば、時期による株価の上下動やドル円の変動で一時的なマイナスこそあっても、長期的にはプラスになることが多いです。長期保有を前提とする場合、注目の銘柄は以下の3つです。

・ビザ(V):日本でもおなじみのクレジット決済世界トップブランド。
・ナイキ(NKE):高いブランド力と製品開発力で世界No.1のスポーツメーカー。
・コストコ・ホールセール(COST):日本でも高い人気を誇る有料会員制の量販店。