「貯蓄から投資へ」というスローガンで、政府も推奨している投資。しかし、投資を始めたくても、「損をしてしまうのではないか」「なにを買ったらいいか分からない」という投資初心者の方も多いでしょう。

この記事では、投資初心者に向け、知っておくべき基礎知識や商品の選び方をわかりやすく解説します。

【目次】
初心者が投資を始めるための完全ガイド
STEP1:投資の基本を理解する

初心者が投資を始めるための完全ガイド

投資とは、お金を働かせて将来的に利益を得ることです。しかし、投資にはリスクもあります。失敗すれば、元本が減ったり、すべて失ったりする可能性もあります。そこで、初心者が投資を始めるためには、以下のことを押さえておく必要があります。

・投資の基本を理解する
・初めての投資に向けての準備
・基本的な投資商品を理解する
・税制優遇制度で投資を始める
・積立NISAの始め方と選び方を学ぶ
・株式投資の仕組みや進め方を理解する
・米国株投資の始め方

投資とは何か?種類とリスクを知る
投資とは、余裕資金を適切な金融商品に投じ、価格上昇や利息・配当を通じて利益を得る行為です。投資にはリスクが伴うため、リスク許容度を把握し、自己責任で行うことが重要です。

投資初心者は何から始める?NISA、投資信託から国内株式、米国株まで完全ガイド
(画像=一般的にiDecoや債券はローリスク・ローリターン、投資信託や金プラチナはミドルリスク・ミドルリターン、株式投資などはミドルリスク・ハイリターン、仮想通貨や不動産投資はハイリスク・ハイリターンと言われます,『オトナライフ』より 引用)

STEP1:投資の基本を理解する

投資を行う前には、まず投資の基本を理解する必要があります。このステップでは、以下の投資の基本知識について解説します。

①金融商品のリスクとリターンについて
②投資の3つの鉄則

①金融商品のリスクとリターンについて学ぶ
金融商品はリスクとリターンがセットになっています。一般的に、リスクが高い商品ほどリターンも高い傾向にあります。

投資初心者は何から始める?NISA、投資信託から国内株式、米国株まで完全ガイド
(画像=たとえば「国内債券」を中心に投資を行えばリターンは小さいですが、リスクも小さいです。一方で投資対象を「海外株式中心」にするとハイリスクですが、リターンも大きいです。では「国内債券」と「海外株式」を両方買うとして、どれくらいの割合で投資すべきか?いくら投資すべきか?こうしたことを考えるのが投資の醍醐味の1つです,『オトナライフ』より 引用)

②投資の3つの鉄則:分散投資、長期投資、積立投資を理解する
投資の3つの鉄則とは以下の通り。

1)分散投資:リスクを分散させる
2)長期投資:中長期的な視点で投資する
3)積立投資:定期的に積立投資を行う

投資初心者は何から始める?NISA、投資信託から国内株式、米国株まで完全ガイド
(画像=長期的に投資をすることで複利効果によって投資額を年々増やすことができます。そしてコツコツ積立することで、投資タイミングを分散できます。たとえば株式が世界的に値下がりしたタイミングでもコツコツ積み立てることでより多く購入でき、値上がりしたときにはそれらが利益を生み出します。そしてバランスよく様々な商品を買うことで1つが下がっても他のものでカバーできます,『オトナライフ』より 引用)

投資初心者の方は「複利」という言葉に馴染みが無いかもしれません。複利とは、投資で得た利子を元本に加えて再投資すること。例えば、1年で200万円投資し10万円の利益が出たとしましょう。その翌年はその利益を上乗せした210万円を元本として投資を行います。するとどんどん元本が増え、利益も増えていきます。