賃貸に回せばローン返済額をカバーできる?
いずれにしても、こうしたPERの数値が小さいエリアであれば、価格の割には高い家賃収入を期待できるわけで、将来返済負担が厳しくなったときには、賃貸に出せば、家賃収入でローンの返済を継続できる可能性が高いのではないでしょうか。割安感があると同時に、そうした点での安心感もあります。
以上のように、マンションのリセールバリュー、PERの数値は、マンションの場所選びにたいへん参考になるデータといっていいでしょう。予算や収入などとの関係もあって、買えるエリア、買えないエリアがあるでしょうが、自分たちの手の届く範囲で、将来の値上がりや投資価値の高いエリアを探してみてはどうでしょうか。
(文=山下和之/住宅ジャーナリスト)
提供元・Business Journal
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