2.2 日吉浅間神社

明治時代初期まで富士山信仰の拠点となる寺院であった「富士山東泉院(とうせんいん)」。その東泉院の本堂があった場所にあるのが、この「日吉浅間神社(ひよしせんげんじんじゃ)」です。かつて大名・公家などが見物に訪れるほどの評判の庭があるなど、由緒と格式をもったお寺として知られており、第14代将軍「徳川家茂(とくがわいえもち)」が訪れたこともありました。また、江戸時代には「善徳寺酢(ぜんとくじす)」と呼ばれる有名なお酢を製造しており、徳川家康に献上するほど好まれていたようです。そんな家康は、東海道五十三次の宿場町「吉原」がお寺から近かったことから、ここで休憩したこともあったとのことです。

現在、この日吉浅間神社の宮司でいらっしゃるのが六所さんというご兄弟。こちらが弟さんで、

こちらがお兄さんです。素敵な格好でお出迎えしてくださいました。
お二方とも非常に熱心にご説明してくださり、前述の徳川家茂や徳川家康のお話もよ~くしてくれました。とても仲良しな雰囲気が伝わって来てほっこりしましたし、日吉浅間神社を大切にしている気持ちもとても伝わって来ました。

非常に細かく丁寧に作られた彫刻は、思わず見入ってしまいました。

天気が良いと、鳥居越しに富士山も見えます。そのときの写真を見せてくれました。これが見えたら、とても縁起が良さそうですね。

あいにく本日は見ることが出来ず。。。やはり夏場は厳しそうですね(富士山は、空気の澄んだ冬場によく見えるそうです)。

最近ブームだという御朱印。若い女性にも人気なんだそうですね。こちらの神社でも素敵な御朱印がいただけますよ。
2.3 杉田子安神社

子宝と安産の神様が祀られる「杉田子安神社」。その歴史をご紹介します。
その昔、幼くしてお母さんを亡くし、その後お父さんも行方不明になってしまった安(やす)という女の子がいました。一人ぼっちになった安は奉公に出され、よく働いてとても可愛がられていましたが、嫁入り前に子供が出来たことで近所の人から急に悪く言われるようになり、それに苦しんだ安は湖に身を投げて死んでしまいました。そんな安が霊となり、お産に苦しむ人を助けるために全国を巡っていましたが、最終的にこの地に留まることとし、やがて子安霊神として祀られることとなりました。
杉田子安神社に子宝・安産の神様が祀られるようになるまでには、こんな悲しいストーリーがあったんですね。

そんな杉田子安神社は、「恋愛・結婚・子宝」にまつわる噂のスポットとして静岡県が募集した「ふじのくに エンゼルパワースポット」という企画において、「行って良かった部門」の第1位に輝いています!神社の中にある木彫りの犬像を撫でると、子宝に恵まれるようですよ。

ということで、私はすぐに予定はないですが、将来子宝に恵まれるようにお参りしてきました。