たびこふれ編集部のnishiurashiです。この度、静岡県富士市にある「一般社団法人 富士山観光交流ビューロー」さん主催の視察ツアーにご招待いただき、7月24日~7月25日の2日間、富士市とそのお隣の富士宮市に取材に行ってきました!
富士市と言われて思い付くのはやはり富士山ですが、それ以外はと言うと、、、大変申し訳ないのですがパッと思い付きませんでした。場所もはっきりとは分かっておらず、かなりの無知な状態で視察がスタートしたわけですが、良い意味で期待を裏切られる、とても素敵な街でした!!特にグルメが豊富で、おしゃれなカフェがいくつもあり、女子旅やカップル・ご夫婦でのご旅行にはかなりオススメ出来ると思います!それでは、グルメ以外の魅力も含めて順番にご紹介させていただきます!
目次
1. 富士市へのアクセス
2.1 富士山登山ルート3776
1. 富士市へのアクセス
そもそも富士市ってどの辺にあるのかご存知ですか?東西に長い静岡県の東部で、伊豆半島の近くに富士市はあります。新幹線の新富士駅があり、関東の方は品川から約1時間、関西の方は新大阪から約2時間30分で来ることが出来ます(いずれもこだまです)。
2.1 富士山登山ルート3776
まずは観光地からご紹介します。
私は富士山に2度登ったことがあり、1度目は天候不良で八合目付近で断念、翌年の2度目は無事に頂上でご来光を拝むことが出来ました。いずれも五合目まで車で行きそこから登ったのですが、途中の山小屋で1泊する行程でもかなり大変だったなーという印象です。ルートによって五合目の標高が異なりますが、約1,400~2,400mと既にある程度高いところからのスタートでした。
そんな経験をしている私からすると、本当にただただ信じられないのですが、なんと海抜0mの地点から標高3,776mの富士山山頂までの登山ルートが、この「富士山登山ルート3776」。全長は約42kmです。
昔、富士山は「不尽神(ふじがみ)」と呼ばれて多くの日本人に信仰されており、修行のために富士登山をする人がいたそうです。その際、まず海まで行き海水で体を清めてから登山をスタートしたようですので、つまりは海抜0mから富士登山を始めていたことになります。
その当時のルートを楽しみながら登れるように整備したのが、この「富士山登山ルート3776」で、昨年(2017年)は300人近くの方が挑戦されました。日本人だけでなく、香港をはじめ外国人の方の挑戦も増えているようです。富士市としては3泊4日の行程を推奨しているようですが、1泊2日で挑戦される方が全体の37%と最も多く、中にはトレイルランナーの方で9時間ほどで達成してしまった方もいるようです!また、日帰りで数回に分けて挑戦することも出来るようですので、なかなかお休みが取れない方も挑戦しやすいですね。挑戦者の平均年齢は40歳ぐらいだそうですが、最高では75歳ぐらいの方も挑戦されたようですよ!その年齢で挑戦しようと思うお気持ちが本当にスゴいですね!
海抜0mのスタート地点として、下記2か所が設定されています。
1. 富士塚
かつて修行で富士山頂を目指す際、海で身を清めた後に、海岸で拾った石を積んで作った小さな山を富士山に見立てて、登山の安全祈願をしていたようです。この小さな山を富士塚(ふじづか)と呼んでおり、現在も残っています。
富士塚を登ると小さな奉納台があり、そこに実際に石を積んで奉納します。
現在は、さすがに海岸まで石を拾いに行くわけにもいかないので、地元の方が海で拾ってきてくれた石が用意されています。
天気が良ければ、写真のようにこの富士塚の先に富士山が見えるのですが、この日はあいにく見ることが出来ず。。。
2. ふじのくに田子の浦みなと公園
田子の浦に面して広がる県営の「ふじのくに田子の浦みなと公園」。この公園内に、今年(2018年)の2月23日の富士山の日に「富士山ドラゴンタワー」が完成しました。このタワー、高さが37.76mということで、富士山の100分の1。つまり、「このタワーを100往復すれば、富士登山を経験したことと同じですね!」と富士市・観光課の方が仰っていました笑。
実は田子の浦の港は工場夜景がきれいで有名なのですが、工場夜景と共に富士山が見えることもあるようで、多くのカメラマンがよく港に集まっているそうです。また、この富士山ドラゴンタワーからもきれいな夜景を見ることが出来るようですよ。