ではどのように使えば一番役に立つか?

ウェビナーの文字起こしに役立つことは当然として、例えば経営者が自社サイトにコンテンツをもっと増やしたいと考えている場合であれば、アシスタントや他の社員にインタビューをさせて、その場面をズームで録画する、そして動画を文字起こしして記事の形にまとめる。いわゆる「口述筆記」的に使う事もこの拡張機能なら可能となる。

ただ、その場合も長時間にわたって取りとめなく話をすると文字起こしの量が膨大になって整理の手間が過剰に増える。従って、例えば30分程度と時間を決めて、事前にテーマや質問事項も決めて、そのうえで多少話が脱線してもOK、とルールを決めてざっくり事前の準備もしておけばコンテンツも作りやすくなる。

採用ページならば人事や現場の社員に、導入事例なら顧客にインタビューをする、といった具合に使い方次第で作成可能なコンテンツの幅は無限に広がる。

今回の記事はGlarity Summaryを前提にしているが、今後はもっと便利で高性能な文字起こしが可能なアプリも出てくるだろう。手直しが一切不要な文字起こしが出来るアプリや、発言者ごとに名前を割り振って文字越こしをするようなアプリだ。ただ、その場合でも活用方法はGlarity-Summaryと全く同じという説明になる。ぜひ参考にして頂ければと思う。

中嶋 よしふみ  FP シェアーズカフェ・オンライン編集長 保険を売らず有料相談を提供するFP。共働きの夫婦向けに住宅を中心として保険・投資・家計・年金までトータルでプライベートレッスンを提供中。「損得よりリスクと資金繰り」がモットー。東洋経済・プレジデント・ITmediaビジネスオンライン・日経DUAL等多数のメディアで連載、執筆。新聞/雑誌/テレビ/ラジオ等に出演、取材協力多数。士業・専門家が集うウェブメディア、シェアーズカフェ・オンラインの編集長、ビジネスライティング勉強会の講師を務める。著書に「住宅ローンのしあわせな借り方、返し方(日経BP)」。

SHOWROOMの赤字から考える、ビートルズがミュージックビデオを作った理由(中嶋 よしふみ SCOL編集長) SHOWROOMはなぜ六期連続で赤字に陥ったのか? ~ライブ配信アプリのビジネスモデルとその弱点~(中嶋よしふみ SCOL編集長) SHOWROOMが六期連続で赤字の原因は、広告を出せないから ~ライブ配信アプリの構造的な問題とは?~(中嶋よしふみ SCOL編集長) 過去最高の税収68兆円より社会保険料が多い理由。(中嶋よしふみ SCOL編集長) 変動金利は危険なのか? (中嶋よしふみ SCOL編集長)

編集部より:この記事は「シェアーズカフェ・オンライン」2023年5月2日のエントリーより転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はシェアーズカフェ・オンラインをご覧ください。