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サンドペーパー(紙やすり)の種類
サンドペーパー(紙やすり) #40番~#120番
サンドペーパー(紙やすり)の種類

木材用乾式サンドペーパー
木材の研磨に向いている一般的なサンドペーパーです。茶色い台紙に透明に近い研磨剤が付いているのが特徴です。ホームセンター等で#120番~#400番くらいまでが取り揃えられています。乾いている状態で使うことが前提にされているので水や油などを使う研磨には向いていません。非常に価格単価が安いので気軽に使える種類です。
乾式サンドペーパー
金属やプラスチックなどの研磨に向いているサンドペーパーです。研磨剤は白く、波を打っているような表面をしているのが特徴です。番手は低い番手から高い番手まで広い種類が存在します。金属やガラスなどの固めの素材に対して効果を発揮するサンドペーパーでプラモデルなどのホビー用途にも多く使われています。こちらも価格はかなり安く気軽に使えます。
耐水サンドペーパー
乾式のサンドペーパーの遣い方と違って水や油などと一緒に研磨することで研磨力が上がるサンドペーパーです。金属から木材やプラスチックまでほぼどんな種類の素材に対しても使うことができます。乾式としても使えるので、最近ではこの種類のサンドペーパーが最も普及しています。優秀な反面で価格は少々上がってしまいますが、それだけの効果があります。
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布やすり
サンドペーパーの台詞の部分が布製になっている種類です。強度が非常に強いので、塗装剥がしなどの荒い用途などのときに役立ちます。紙やすりと違って曲げることもできるので局面の加工にも適していて、電動工具と合わせれば非常に効果的な作業が行えます! ただし長く使える分、価格も少しだけ高めになってしまいます。
TAKAGI 布やすり #150

サンディングネット
網目状の繊維に研磨剤を塗布した特殊な形で、削りカス等が効率よく排出されるために強い研磨力と耐久力を誇ります。両面に研磨剤があるので、片面がダメになったら反対の面を使うことができる優れものです。ただしその分だけ単価価格は高くなってしまっています。
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マイクロポリネットシート
サンディングネットと同様に網目状のシートですが、網目が非常に細かく仕上げ用や鏡面研磨の下地などに向いている精密研磨用のものです。ビニールのような薄いシートで濡らして研磨することで削りカスを流しながら研磨することができ、耐水ペーパーよりも耐久性に優れます。曲面加工などに適していますが、通常の耐水ペーパーよりも単価はかなり高くなってしまいます。
マイクロポリネットシート WA1000

サンドペーパー(紙やすり) #40番~#120番
合っているサンドペーパーの種類
荒い使い方では布やすり・サンディングネットを使うことをおすすめします。強い力が必要になるので紙やすりだと台紙が破れてしまって交換する手間が増えてしまいますが、布やすり・サンディングネットならば破れることがないので非常に効率よく作業が進められます。木材なら木工用乾式サンドペーパーがコストパフォーマンスよく効果的な作業ができるでしょう。

合っている使い方
強い研磨力が必要な塗装剥がしや木材の粗研磨に使います。DIYでは木材の角などを削り落としたり形を作ったりするのに重宝するので、#60番と#120番の2つを持っていれば幅広い作業に対応してくれるでしょう。研磨力が強い分、研磨の後の表面なども荒いのでなるべく高めの番手で研磨するようにしないと後の研磨が大変になるので気をつけましょう。