目次
革細工レザークラフト基本のやり方・作り方②革を選ぶ
革細工レザークラフト基本のやり方・作り方③型を写す、切る
革細工レザークラフト基本のやり方・作り方②革を選ぶ

作るものを決めたら、次は一番重要となる材料『革』を選びます。なぜはじめに『革』を選ばないの?と疑問をもった方もいるかと思います。先に革を選んでもよいのですが、型を作り革の必要量を把握しておけば『素材が足りない…』と言った事態を防げます!
革の材料は、色や種類もさまざまな材料が存在します。色、厚さ、革の種類と作製する革製品によって選択する『革』が変わってきます。
牛革

古くから革製品に利用され、一番ポピュラーな材料の一つ。鞄や靴、家具などさまざまなものに加工され流通量がもっとも多いです。既製品で販売されている革製品のほとんどが牛革で作られています。
豚革

日本で自給できる材料。軽く,通気性が良く,磨耗に強いと言われさわり心地がなめらかです。スエード生地として使われることも多いです。
ワニ革
クロコダイルが有名で、背中とお腹で違ったうろこ模様となっており、それぞれ背ワニ、腹ワニ(肚ワニ)と呼ばれています。ベルト、時計バンド、サイフ、バックなどに使われる高級な材料です。
羊革
ゴートスキンとキッドスキンがあります。ゴートスキンの革は薄いが強度に優れ緻密な繊維をもち、柔らかいが丈夫で型くずれしにくい。キッドスキンはゴートスキンに比べてさらに薄くて軽い材料です。
馬革
採取量は少ないですが、お尻から取れるコードバンは高級材料となります。コードバンは空気も水も通さないほど繊維が緻密で硬く光沢が美しいくランドセルに使われる材料として有名です。
革選びに迷ったら

紹介した以外に革の種類は豊富で、さらには革の厚みまであるので初心者は何を使えばよいか迷うでしょう。初心者には手に入れやすい牛革で、厚みがあり過ぎると加工が大変なので厚みは1mm~1.5mm程度をおすすめします。もちろん色は自由です!
革細工レザークラフト基本のやり方・作り方③型を写す、切る

一番重要となる材料の革を選んだ次は、②で作成した型を革から切り出します。失敗が許されない部分でドキドキしますが、これも手作りの醍醐味の一つですね。

革の表麺を銀面と呼び、型を写す場合は傷付けないないように注意しながら作業します。型を写す場合はボールペンで書いてしまうと、あとがが残ってしまい仕上がりに影響します。けがきや銀ペンなど、なるべくあとが残らない方法、道具を使うようにしましょう。

型を写し終えたら、革を切っていきます。型を取った線の外側に沿って丁寧に切って行きます。革を切る場合は、はさみではなく、カッターナイフや革包丁を使用すると切りやすいです。