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子どもは100%泣くthe北海道なモニュメント
最後の一服。さあ、旅も終わりだ
子どもは100%泣くthe北海道なモニュメント
これも「the北海道」といった感じだろう。
ここまで来たら自宅はもうすぐ。
このモニュメントというか看板はいつも目にしているので気にしていなかったが、なかなか珍しいらしい。
子どもが見たら恐らく泣く。若くて可愛げのあった妻も当時は怖がっていた(今もかわいいと付け加えておく。別に慌てていない)
中はお土産屋さん。値段はごにょごにょだが、広いトイレがあるのでここを通ったときに寄ってみてもいいだろう。
登別のトンネル
登別市についた。
4日前のおじさん。すでに懐かしくなっている。
訪ねようかと思ったけど、疲れていたのでまた今度。
息子を連れておもちゃを見に来よう。
登別にはこの旅最後の坂がある。
でも「めんどくせぇな」とずっと思っていた。
というのも、登別から自宅に向かう側の車線にはトンネルがあるのだ。
行きは「トンネルなど横着してはいかん!」と意地を張っていたが、思い出で一杯の心にそんな思いが入る余地はない。
ウソつきました。
実はこのトンネル、昔家族の乗った乗用車が死亡事故を起こし、それ以来ちょっとしたスポットになっているのです。
こわくて通れなかったのです。
口調を戻して。
疲れた身体で坂を登るのが嫌だった。
こわいと言っても一瞬なのでトンネルを選択。
海沿いにハンドルを切り恐怖と闘いながらペダルを踏むと、なんと工事中。
建て替えられるらしい。
こわさはとりあえず置いておいて、人間ズルはいけないと最後の最後で思い知らされた。
引き返し、勢いゼロで登坂車線のある急な坂を登る。
旅で一番きつい坂だった。
最後の一服。さあ、旅も終わりだ
急な坂を越え、いよいよラストスパート。
車で出かけたときも「帰ってきたなぁ」と思う橋に差し掛かる。
橋なので当然車の時は通り過ぎる。
けれど今は自転車だ。
せっかくだから橋の上で煙草でも吹かそう。
海に続く川に水鳥がいた。
優雅に泳いでいると思ったら、急に潜って魚を採っていた。
採れたのだろうか?採れたことに喜びを感じるのだろうか?悔やむのだろうか?
きっとただただ食うために潜るのだろう。
生きるために挑むのだろう。