年末の風物詩、巨大なミラノ生まれのパン「パネトーネ」

パスタやピッツァだけじゃない!種類豊富なイタリアのおいしいパンまとめ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<BVLGARI(ブルガリ)のパネトーネ。撮影:yukaco>

年末になると、イタリアのあちこちで巨大なケーキようなパンが売られます。綺麗な包装紙で包まれたもの、ボックス入りのものなどさまざまです。こちらは「パネトーネ」というパンで天然酵母が入っており、賞味期限もパンとは思えないほど長いのです。

ドライフルーツが練りこまれたものや、ココアが入っていて断面がマーブル状になるものなど種類もさまざまですが、基本的にパネトーネは素朴な味の軽い口当たりをしたパンです。大きさは巨大ですが、意外と飽きずに食べ進められますよ。

とはいえ、パネトーネはもちろん1人分のサイズではなく、数日間に分けて家族みんなで切り分けて食べるものです。少しトースターで温めてから食べたり、生クリームを添えたりするミラネーゼもいるそうですよ。

ブランドもののパネトーネが日本でも買える??

パネトーネはイタリアのケーキ屋さんやパン屋さん、スーパーでも売られていますが、宝飾ブランド「BVLGARI(ブルガリ)」はレストランやチョコレートも展開している関係もあり、上品なパネトーネをここ数年販売しています。こちらは日本でも購入ができるので予約してみてくださいね。ちなみに、BVLGARIのパネトーネは一般的なものとは違って小さめです。

サルデーニャ島の定番「パーネ・カラザウ」

パスタやピッツァだけじゃない!種類豊富なイタリアのおいしいパンまとめ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

<Photo by dollerphotoclub(現AdobeStock)>

丸くて薄いパリパリの食感が印象的な「パーネ・カラザウ」はサルデーニャ島の定番パン。1年近くも日持ちがする上に軽いので、移動が多い羊飼いの必需品だったそうです。脂肪分が少ないので、現代人にはダイエットの食事としてもオススメとのこと。

イタリア各地で見かけますが、サルデーニャ島で食べるものが抜群においしい!という声が多数。サルデーニャ島に行ったら、ぜひ本場で食べたいもののうちのひとつです。

ピッツァの生地代わりのような使い方をすることもあり、丸ごとの「カラザウ」をお皿の上に広げてソースやポーチドエッグ、チーズを乗せて崩しながら食べるという、想像しただけでもおいしそうな活用レシピもあります。