目次
オイルフィニッシュの油の種類
オイルフィニッシュに使う必要な道具
オイルフィニッシュの油の種類
亜麻仁油
成熟した亜麻の種子から採れる油です。昔からある伝統的な自然油で、「オイルフィニッシュといえば亜麻仁油!」というほど有名ですよ。亜麻仁油は、木工製品の仕上げから革細工、食用、DIYなど幅広く使われています。
木材へ使うと、濃い目の色で美しく仕上がりますが、亜麻仁油は、完全に乾燥するまで独特なニオイがあるため、好みによって他の自然油と使い分けましょう。
ワトコオイル
ワトコオイルは、亜麻仁油をベースに、浸透力や塗りやすさを調整した製品です。有機溶剤や防カビ剤など化学薬品も混ざっていますが、従来の亜麻仁油の性質も保っているので、自然油の分類に入ります。通常の亜麻仁油よりも扱いやすく、DIY初心者にはおすすめで、いくつかの種類があるので、着色もできる優れものです。
たくみやの和み
たくみやの和みは、乾性油の荏油・桐油・くるみ油が混ざった種類の油です。自然油のそれぞれの特性を活かすために、メーカー独自の配合がされています。それぞれの油を別々に買う必要がないので、おすすめの商品となります。DIYのオイルフィニッシュや木製品のツヤ出しなど、幅広く使えて便利です。
オイルフィニッシュに使う必要な道具
油(オイル)
塗りこむ油(オイル)は、自分の好みや用途に合ったものを使いましょう。着色剤が入っているものは、一度試し塗りしてから、本番に挑むようにしてください。
刷毛or布など
刷毛はウレタン系や自然油を塗布する時に、布は自然油を塗る際に使います。布は使い古した衣類などで十分ですが、毛羽立たないものを選びましょう。キムワイプなどのウエス(汚れを拭き取るシート)を使うのもおすすめです。
耐水ペーパー
耐水ペーパーは、木材の表面を整えるために使います。通常のサンドペーパーでは、濡れると使えなくなってしまうので、必ず耐水ペーパーにしましょう。油を塗る前は、#400番程度を使い、塗装後の仕上げには、#600~1000番の耐水ペーパーを使ってください。
ゴム手袋など
手に付着しても害はありませんが、油独特の強い匂いや着色剤の色などが付いてしまいます。そのため、問題がある場合は、油に強い使い捨てのゴム手袋を用意しましょう。