人生を豊かにする本の読み方
本は人生を豊かにしてくれますが、それにはいくつかのコツがあります。紹介する2つのコツを意識して読書をすれば、人生がより豊かになるでしょう。
速読の必要はない
「本はたくさん読んだ方がいい」「だから、速読のスキルを身につけよう」と考える人も多いでしょう。たしかに、本をたくさん読むほど知識が増え、価値観も広がります。
しかし、速読する必要はありません。スピードを意識しすぎると内容が頭に入ってこなくなったり、読書がストレスになったりします。自分にとって自然な速さで、書かれていることに思いをめぐらせながら読むのがいちばんです。
ただし、読み慣れたジャンルだと「これ、前に読んだ本に書いてあったな」と感じることもあるでしょう。このような場合、知っている部分をサッと読み飛ばすのは構いません。
気になるところから読んでもよい
本は最初から順番に読み進めなくても構いません。気になるところから読み進めたり、順番を無視してバラバラに読んだりするのもいいでしょう。
まずは目次を見て、気になる部分だけ拾い読みするような読み方もおすすめです。読み慣れたジャンルの本を読むときは、特にこの読み方を意識してみましょう。
大学生のうちに読むべき本とは?人生を豊かにする4つのジャンル
大学生のうちに読むべき本は、大きく4つのジャンルに分けられます。好きなジャンルばかり読むのもいいですが、なるべく多くのジャンルをバランスよく読むようにすると、人生はより豊かになるでしょう。
生活にすぐに役立つ「ライフハック」
ライフハック系は生活にすぐに役立つ、実践的なジャンルです。脳科学や心理学に基づいた集中力・生産性を高める方法、時間をうまく使う方法などが書かれた本も多く、学生時代はもちろん社会に出てからも役立ちます。
就活や起業を考えるなら「ビジネス書」
就活や起業を考える大学生にはビジネス書がおすすめです。ビジネスの基本やマネジメントなど、どんな仕事にも役立つ本もあれば、営業やマーケティングなど各職業に特化した本も多いです。
考えを深め、価値観を広げるなら「教養・哲学書」
考えを深め、価値観を広げるためには、教養や哲学の本にじっくり取り組んでみましょう。
これらの本には難解なものも多いですが、その分得られるものも大きいです。実生活には役立たないように見えるかもしれませんが、読んだ内容は頭の中で少しずつ熟成され、自分の価値観を変えていってくれるでしょう。
意外と万能な「小説」
小説は面白いだけではありません。優れた文学作品は人間の機微や生きる意義を教えてくれます。先述の通り、ストレス解消の効果も高いです。
何より、小説は気軽に読めます。読書習慣を身につけるためにも、まずは気になる小説を手当たり次第読んでみたり、お気に入りの作家を探したりするところから始めてみましょう。