書院は2023年秋まで修復中
笑意軒の後は桂離宮の中枢をなす書院群を見学...のはずだったのですが、現在書院は屋根の葺き替えや漆喰壁の塗り替えのため工事中でした!
筆者が訪れたときは、新御殿の外観のみ眺めることができました。工事期間は2023年秋までとのこと。工事の完了を楽しみに待ちましょう。

(画像=<新御殿の外観>、『たびこふれ』より引用)

(画像=<書院の前に立つ修復工事中を知らせる看板>、『たびこふれ』より引用)
第四の茶亭「月波楼」
月波楼(げっぱろう)は古書院の近く、池に面して建つ茶亭。ここは月を見るための茶亭で、その名は白楽天が西湖への想いを詠った句「月点波心一顆珠」に由来します。中の間から見る池の眺めはとりわけ悠々としており、水面に月が映る夜は素晴らしいだろうなあ...と情景を想像してしまいます。窓の上の「歌月」の扁額は霊元天皇の宸筆と伝えられています。

(画像=<月波楼>、『たびこふれ』より引用)

(画像=<中の間からの池の眺め。対岸には松琴亭が見える>、『たびこふれ』より引用)