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河内長野の魅力4:紅葉が美しい延命寺
河内長野の魅力5:北斗七星を祀る観心寺

河内長野の魅力4:紅葉が美しい延命寺

中世に出逢える町・河内長野の魅力をたっぷり紹介します!
(画像=『たびこふれ』より引用)

南海美加の台駅からバスに乗り、山の中にある延命寺は紅葉の名所で、樹齢千年とされる巨大かえで「夕照(ゆうばえ)もみじ」は、大阪府の天然記念物に指定されています。

また、延命寺の紅葉は「大阪みどりの百選」にも選ばれています。晩秋の季節はもちろんですが、新緑がきれいな5月頃の青葉もみじも大変美しいです。例年GWの頃には空海の生誕を祝う「青葉まつり」が行われています。

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(画像=『たびこふれ』より引用)

延命寺は伝承では平安時代の初期に空海が石仏を刻んで本尊にしたとされ、江戸時代の寛永年間に浄厳が延命寺という寺名として中興しました。その際、本尊を如意輪観音に改めたそうです。

河内長野の魅力5:北斗七星を祀る観心寺

中世に出逢える町・河内長野の魅力をたっぷり紹介します!
(画像=『たびこふれ』より引用)

観心寺は古い寺院が多い河内長野の中でももっとも有名な寺院のひとつです。飛鳥時代に修験道を開いた役小角の創建と伝わりますが、その後空海がこの地に北斗七星の霊を勧請しました。そのため日本で唯一北斗七星を祀る寺院とされ、境内には七つの星塚が祀られています。

また境内には楠木正成の首塚が安置されており、幕末には天誅組がそこで決起を行ったと伝わります。さらに奥の山の上には、南朝の後醍醐天皇の子、後村上天皇陵があります。このように観心寺は中世の南朝系に関わる偉人ゆかりの地でもあります。

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(画像=『たびこふれ』より引用)

国宝の金堂の内部には本尊の如意輪観音が安置してあり、普段は秘仏として年に2日間だけ公開されています。また関西花の寺二十五霊場のひとつで、梅が有名で境内には梅林があります。