【対処法④】NVRAM/PRAMをリセット

Macでスクリーンショットが撮影できないときに試して欲しい4番目の対処法は、NVRAM/PRAMをリセットすることです。この対処法は、Intelプロセッサ搭載のMacまたはPowerPC搭載のMac限定のものになります。

M1やM2といったAppleシリコン搭載のMacでは、NVRAMのリセットやPRAMのリセットを行えないので注意してください。

NVRAMは「Non-Volatile RAM」を略したもので、不揮発性RAMと呼ばれます。
PRAMは「Parameter Random Access Memory」の頭文字を繋げたもので、パラメーターが格納されたRAMを意味します。

NVRAMとPRAMの違いですが、PowerPCを搭載したMacではPRAMと呼ばれ、Interlプロセッサ搭載のMacではNVRAMと呼ばれます。基本的に同じものと考えてください。

NVRAM/PRAMとは、Macのハードウェアのデータを保存する特別なメモリのことで、ハードウェアのデータに素早くアクセスさせることがNVRAM/PRAMの主な目的です。

NVRAM/PRAMに記憶される設定情報には、音量、画面解像度、選択されている起動ディスク、時間帯、最近起こったカーネルパニックなどの情報が含まれます。

NVRAM/PRAMに保存されたデータが破損するなどのトラブルに見舞われると、Macでスクリーンショットの撮影ができないだけでなく、フリーズなどの問題も引き起こします。

NVRAMのリセットやPRAMのリセットをすれば問題が修正される場合があるので、該当するMacを持っているなら、NVRAMのリセットやPRAMのリセットを行ってみましょう。NVRAM/PRAMをリセット後に、Macを再起動してください。

NVRAMのリセットとPRAMのリセット方法を以下にまとめるので参考にしてください。

1.Macの電源を落とす
2.再度電源を入れたらすぐに「command」キー、「option」キー、「P」キー、「R」キーを同時に長押しする
3.Macが再起動しますが、2度目の起動音が鳴ったら指をすべてのキーから放す
4.NVRAM/PRAMがリセットされデフォルトの状態に戻る

【対処法⑤】他のアプリのショートカットキーを確認

Macでスクリーンショットが撮影できないときに試して欲しい5番目の対処法は、他のアプリのショートカットキーを確認することです。

Macにインストールしているアプリの中には、ショートカットキーを使って特定の機能や動作を実行するものがあります。

設定されているショートカットキーが、Macのスクリーンショットを実行するために設定されているショートカットキーと同じなら、バッティングしてしまうためスクリーンショットが実行できなくなります。

この記事ですでに取り上げたように、「App Store」からインストールしたスクショ関連のアプリや、サードパーティ製のスクショ関連のアプリの中にも、ショートカットキーを設定できるものがあります。

また、外部からインストールしたスクショ関連のアプリの中には、Macでデフォルト設定されているスクリーンショットのショートカットキーをオフにしなければ利用できないものもあります。

そうしたアプリの中には、有料のスクリーンショットアプリ「CleanShot X」があります。

「CleanShot X」はインストールした後に、「システム設定」にある「キーボード」設定で、「Shift+Command+3」のショートカットキーと、「Shift+Command+4」のショートカットキーをオフにしなければアプリは利用できません。

アプリのショートカットキーの設定を変更できるのであれば、設定を変更しMacのショートカットキーとバッティングしないようにしてください。もしショートカットキーの再設定が難しいようなら、アプリを削除しましょう。

※サムネイル画像(Image:A. Aleksandravicius / Shutterstock.com)

文・オトナライフ/提供元・オトナライフ

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