■ バルト3国では撃破されたロシア戦車を展示
かつてソ連の構成国となっていたエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国も、国家規模に対して大きなウクライナ支援をしている国々。それぞれGDP比で1%以上もの金額が人道支援や軍事支援に費やされています。
リトアニアではクラウドファンディングで国民からの寄付を募り、トルコ製の無人偵察・攻撃機バイラクタルTB2をウクライナに送りました(メーカー側が無料で提供し、集まった資金は人道支援に)。
リトアニア軍はイギリス、ドイツ、ノルウェーと協力し、ウクライナ兵の基礎訓練も実施しています。小火器の射撃訓練のほか、CBRN(化学・生物・核兵器)に対する訓練もあり、どのような状況にも対応できるよう教育が行われています。

ウクライナからはバルト3国に対し、撃破されたロシア軍の戦車が展示用に1両ずつ提供されました。エストニアでは2023年2月25日、首都タリンの自由広場で破壊された戦車を展示。

エストニア歴史博物館では、2023年3月12日まで、ウクライナ兵が使い被弾したボディアーマーなどを美術作品として展示したアートイベント「ArtArmor 命を救う芸術」を開催中です。

展示されている「作品」は購入することが可能で、その代金は全額がウクライナ軍へ保護具(ボディアーマー、ヘルメット、イヤーマフ、手袋、ゴーグルなど)を送るために使われるとのことです。

ロシアのウクライナ侵攻はヨーロッパ、特に旧ソ連構成国や東欧諸国に大きな衝撃を与えました。ブカレスト9各国のウクライナ支援は、自分たちの危機として捉えていることの表れといえるでしょう。
<出典・引用>
NATO ニュースリリース
ルーマニア大統領府 プレスリリース
ポーランド大統領府 プレスリリース
ポーランド国防省 ニュースリリース
リトアニア軍 ニュースリリース
エストニア外務省 ニュースリリース
画像:NATO/ポーランド国防省/リトアニア軍/エストニア外務省
(咲村珠樹)
提供元・おたくま経済新聞
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