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意外にも、購買検討者は資料の補足や解説を「動画で見たい」と感じている。
営業担当のうち、現状で動画を利用しているのは30% 未満に留まる。

意外にも、購買検討者は資料の補足や解説を「動画で見たい」と感じている。

「購買検討の時に、営業担当者がサービス資料を解説している動画があったとしたら、それを視聴したいと思いますか?」という質問に対して、「視聴をしたい」と回答した方の割合は91%に上った(とても視聴したいと思う(55%)・多少、視聴したいと思う(35%))。

サービス資料の解説や補足をしてもらう場合、「動画」であれば自分のタイミングや自分のペースで視聴することが可能である。購買検討者側からすると、電話やメール、もしくは訪問など営業担当から執拗に連絡を受けるというのを避けたいということかもしれない。

サービス資料の解説や補足を「動画」で視聴したいと感じる傾向は、若い世代の方がより顕著な様である。上記の設問に対して、20代(25歳~29歳)の場合は「視聴をしたい」という回答が96%、30代(30歳~39歳)は94%、40代(40歳~49歳)は85%、50代(50歳~59歳)は74%という結果になった。

2人に1人以上のBtoB購買検討者が「資料がわかりにくいサービスを検討対象から外している」という結果に
(画像=『MarkeTRUNK』より引用)
2人に1人以上のBtoB購買検討者が「資料がわかりにくいサービスを検討対象から外している」という結果に
(画像=『MarkeTRUNK』より引用)

営業担当のうち、現状で動画を利用しているのは30% 未満に留まる。

多くの購買検討者が資料の補足や解説を「動画で見たい」と感じているが、動画の利活用は進んでいないようである。「自社のサービスや製品の情報」を伝えるために動画を利用している営業担当は29%に留まっている。

動画の作成には色々なノウハウが必要であり、 外注で制作する場合はコスト高な印象があるのかもしれない。しかし上記のように、「営業担当者がサービス資料を解説している動画」であれば、Zoom や Google Meet の録画機能でも作成が出来る。気軽に始められる営業担当者も多いだろう。

数年後には、現在20代〜30代のデジタルネイティブ世代が、より購買検討における重要な役回りを担うようになる事を考えると、営業担当は早めに「動画」利用へ着手するのが望ましいのかもしれない。

2人に1人以上のBtoB購買検討者が「資料がわかりにくいサービスを検討対象から外している」という結果に
(画像=『MarkeTRUNK』より引用)