■ カッパを捕まえるときのルール
裏面には「カッパ捕獲7ヶ条」が書かれています。

1.カッパは生捕りにし、傷をつけないで捕まえること。
2.頭の皿を傷つけず、皿の中の水をこぼさないで捕まえること。
3.捕獲場所は、カッパ淵に限ること。
4.捕まえるカッパは、真っ赤な顔と大きな口であること。
5.金具を使った道具でカッパを捕まえないこと。
6.餌は新鮮な野菜を使って捕まえること。
7.捕まえたときには、観光協会の承認を得ること。
当然ですが、この「カッパ捕獲許可証」は遠野市の「カッパ淵」にすむカッパのみが対象。
福岡県・田主丸に伝説が残る、中央アジアから移住してきた「カッパの九千坊一族」の頭目・九千坊(くせんぼう)や、関東平野を流れる利根川に伝説が残るカッパの大親分・禰々子(ねねこ)など様々いますが、どれもこの「カッパ捕獲許可証」の対象外。他の地域のカッパでは適用されないので注意が必要です。
しかも捕獲するカッパの特徴として、「真っ赤な顔と大きな口」であることが指定されています。カッパ淵のカッパの特徴に「真っ赤な顔」という話があるからです。よって、例え緑のカッパがカッパ淵にいたとしても捕獲許可対象にはなりません。
また、真っ赤な顔のカッパといえば、兵庫県・福崎町にもガジロウというカッパがいますが、あっちは辻川山公園の池が住処で職場は町役場なので、全くの別カッパです。似てはいますが、これも注意が必要。誤ってガジロウを捕獲したり、賞金に目がくらんで「カッパ淵」のカッパと偽り連れて行かないように。
他にも、捕獲時の道具や生け捕りにすることなど詳しくかかれています。そして何より大事なのが「捕まえたときには、観光協会の承認を得ること」。生け捕りにして転売したり、ペットで飼うなど論外です。ちゃんと申請するようにしましょう。
それにしても意外とルールが厳しいですね。とはいえ、捕獲ルールはいずれも「カッパファースト」。地域の方たちに大切に扱われているようすがうかがえます。
<参考・引用>
遠野市観光協会
遠野時間@ネット
田主丸町観光ナビ!
(佐藤圭亮)
提供元・おたくま経済新聞
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