仕事や育児が大変な家庭にとって、時短ができる家電・家具は必須アイテムだ。

お金をかけてでも買うべき時短アイテムには、どのようなものが挙げられるのだろうか。

冷蔵庫は大きいほうが電気代は安い?

一見、容量の大きい冷蔵庫のほうが消費電力は大きいように見える。

しかし容量の大きい冷蔵庫のほうが、自動節電運転や高性能な断熱材を導入しやすいため、むしろ電気代が安くなる傾向にあるのだ。

例として、301~350Lの冷蔵庫と501L以上の冷蔵庫を比較すると、後者のほうが年間29kWhの節電効果(約20%削減)がある。

大容量の冷蔵庫を購入して買いだめをすることで買い物頻度を減らし、時短をすることも可能だ。

電気代も時間も節約できる冷蔵庫にはお金をかけたいところだ。

洗濯機は時短アイテム

全自動洗濯機を買うことで、洗濯と乾燥を自動で行うため大幅な家事削減につながる。

全自動洗濯機と従来の洗濯機を比較すると洗濯開始から洗濯物を取り込むまでで7時間以上の時短になるため、元の洗濯機に戻れなくなる人が大半だろう。

乾燥機付きのドラム式洗濯機は、かなり費用がかかる。しかし、梅雨などの雨が多い時期にも気にしないで、洗濯から乾燥までできるため、お金をかけてでも時短洗濯機を購入しておきたい。

物によっては洗剤なども自動投入できるため、少しの時間の短縮ではあるが積み重なることで膨大な時間となる。

お金に余裕がある人には、フルスペックの洗濯機をおすすめしたい。

値段によりクオリティが大きく異なるロボット掃除機

ロボット掃除機を買うことで、掃除機をかける時間がなくなる。

外出中や育児をしている間にも自動でロボット掃除機が掃除をするため、手間をかけずに常にきれいな部屋にできる。

ただし、価格の安いロボット掃除機を購入すると自走能力が欠けているケースもあるため、広い部屋を掃除している間にバッテリー切れになる可能性がある点は覚えておきたい。

具体的には、1万円未満のものから15万円以上するものまであり、高額なロボット掃除機には「進入禁止エリアの設定」など高度な機能が搭載されている。

食器洗い乾燥機

食器洗い乾燥機は、使用済みの食器をためがちの人におすすめの時短アイテムだ。

食器洗い乾燥機を使うことで、手荒れ防止や節水にもつながる。

温水に対応している商品であれば、油汚れも落とせるためおすすめだ。

ただし、ビルトインの食器洗い乾燥機を設置するのは工事費用もかかってしまうため、設置型の食器洗い乾燥機にするほうがよいだろう。

時短家電や家具にはお金をかけよう

家庭を持っている人にとっては、時短できるアイテムが必要だ。

仕事や育児で時間が取られる中で、家事まで手が回らない人は多いだろう。

さまざまな時短アイテムを購入することで、日々の時間にゆとりが持てるようになる。

生活を豊かにするためにも、お金をかけてでも時短アイテムを購入しよう。

文・高槻翔太
不動産、金融ライター。日本大学卒業後、不動産・建設の土地有効活用のコンサルティング営業を6年、人材業界の法人営業を半年間経験し現職。FPや顧客の資産運用の経験をもとに、不動産や金融メディアで執筆を行っている。得意分野は不動産、不動産にかかわる税務、金融。

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