カウンター付きリールを活用
レンジ攻略では、ICカウンター付きのベイトリールも便利です。ジグの位置が、的確にデジタル表示されるのでレンジの把握には重宝します。
しかし、サクラマスジギングでのレンジ攻略には、あくまでもジグの位置を把握するためであり、ヒットした水深のデジタル表示が必ずしも攻めるべき水深であるとは限りません。
サクラマスは、ジグを発見して長く追尾してからヒットに繋がることも多いので、ヒットレンジ=狙うべき水深とならないことがほとんどです。
釣りの最中に、いちいちデジタル表示を確認するくらいなら、ラインカラーからジグの位置を確認した方がスムーズに釣りに集中できます。私はカウンター付きベイトリールを使用しませんが、全く不便に感じません。レンジにシビアなイカメタルでは、カウンターリールは必須ですが、サクラマスジギングではその必要性はそれほど高くないと感じています。
ラインのカラーを意識
ラインカラーで、レンジ管理する場合のポイントをお知らせします。
使用するラインは、5色の色分けラインを選択します。できるだけラインカラーの色落ちが少ないもの、色合いがハッキリとしていて色調も似てないカラーの配列がよいです。リールを複数使用する場合は、同一のラインを使用すると便利です。
実際の釣りで、50mまでの指示タナなら、それぞれの棚にマッチするカラーを把握すれば、あとはそこから指示タナの上端まで、ジャークして上げてくることで指示タナをカバーできます。次に、たとえば指示タナが40~70mだとするときに、7色目は実は2色目と同じカラーですので、投入する時に2色目のカラーを確認しておいて、次にそのカラーが出たら目的の70mとなるわけです。
60~90mを狙うなら、9色―5色で4色目のカラーを確認、次にそのカラーが出たら目的の90mの水深となるわけです。
サクラマスジギングでのレンジ管理は、5m程度の間隔でジグの位置を把握できていれば、釣りには支障はないので、10mは色分けカラーで、5mは色分けカラーの範囲でリールの巻き回数で把握するといいでしょう。
入念な準備で臨もう
サクラマスジギングで、魚をキャッチするために大切なことは、釣れる確率を高めることに尽きると思います。
釣れる可能性のあるレンジを、終始狙い続けること。サクラマスを惹きつけ、バイトに持ち込むジグアクションを演出しながら、死角を作らないレンジ攻略をしてコンタクトを逃さないこと。全てのバイトをヒットに持ち込んでバラさないこと。少ないアタリを確実にモノにするためには、入念な準備が必要です。
<堀籠賢志/TSURINEWSライター>
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